飯山寺弁財天社
- よみ
- いいざんじべんざいてんしゃ
- 市指定年月日
- 昭和45年10月1日
- 所有者
- 飯山寺
- 所在地
- 千島町494番地
- 時代
- 江戸時代(17世紀)
- 員数
- 1棟
- 法量など
- 鎮守社は桁行0.91メートル、梁間0.68メートル、1間社流造、柿葺、覆屋内に建つ
解説
東向山飯山寺の鎮守社としてまつられたというから、弁財天社の草創は古い。『飛騨山川』によると、飯山寺の観音は暦応2年(1339)の草創、文安2年(1445)の再興で、国府町の安国寺と草創、再興とも同時と伝えられる。飛騨国内7観音の中で一番良いとある。この建物が建てられた年代については伝えられるものがないが、向拝中央にある蟇股の形式や、頭貫端の天竺様の木鼻、妻の太平束の様式から17世紀中頃の作と考えられる。
清洌な水をたたえた池の畔に建ち、流造の一般的な本殿形式の小祠であるが、市内のこの種の建物では最古の作風をもち、形態も優美である。
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