飯山寺観音堂
- よみ
- いいざんじかんのんどう
- 市指定年月日
- 昭和45年10月1日
- 所有者
- 飯山寺
- 所在地
- 高山市千島町494番地
- 時代
- 万治3年(1660)
- 員数
- 1棟
- 法量など
- 観音堂は桁行8.21メートル、梁間9.06メートル、単層入母屋造、三方縁側付、銅板葺
解説
一之宮町の水無神社の横を通過して、国道41号を北進すると、高山盆地の南入口、石浦町に入る。そこからさらに北進すると、左手に見える断崖の上に飯山寺がひっそりと建っている。この山は中世の山城である飯山城があったところで、観音堂の右手へ上った所に跡地がある。
寺歴は古く、暦応2年(1339)の草創と『飛州志』に記されているが、観音堂は万治3年(1660)に金森頼直の武運長久祈願所として、藩士朝日奈孫七郎が奉行となり、大工池森戈太、松山作治、中井甚二郎らの手により再建されたことが棟札に記されている。
内陣の仏殿以外に寺院らしい装飾は見られない。桁行3間、梁間4間に縁が張り出し、簡素な中に古さの感じられる建物である。内部には円空作金剛神、絵馬額、厨子及び供物台など多くの文化財が収蔵されていたが、今は別の場所へ移している。
昭和57年度に軸部と屋根が修理され、屋根を銅板葺に改めた。
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