神明神社絵馬殿 附絵馬
- よみ
- しんめいじんじゃえまでん つけたりえま
- 県指定年月日
- 昭和39年12月8日
- 所有者
- 東山神明神社
- 時代
- 江戸時代(17世紀)
- 員数
- 1棟、4面
- 法量など
-
絵馬殿は桁行6.32メートル、梁間4.25メートル、単層寄棟造、銅板葺、四方吹抜け、廻縁親柱高欄付
絵馬額
- 墨絵一部彩色、正保2年(1645)の願文があるもの
- 明暦元年(1655)のもの
- 延宝2年(1674)のもの
- 天和2年(1682)の陵王舞楽絵が描かれたもの
日本遺産構成文化財
解説
もと高山城内の月見殿であったが、元禄8年(1685)高山城破却の際に移築された建物だと伝えられる。この建物には金森藩政時代の絵馬額4面が残されている。最も古い額には「奉掛御宝前絵馬 自高山城 正保ニ乙酉歳八月吉日信心願主敬白」とあるが、これらの絵馬額はこの建物が移築される以前から神明神社の社殿に掲げられていたものと考えられる。昭和54年2月6日、隣のモミの木が折れて屋根を大きく破損した。修理の際、カラー鉄板葺を銅板葺に変えている。
構造は四方吹抜で壁のない空間に大きな面取りをした太い角柱が立つ。角柱頭部には美しい曲線を持つ舟形の肘木が深い軒をがっしりと受け止め、雪国にふさわしい極めて力強い手法である。建物全体が低く、屋根は緩やかな勾配を持ち、市内のどの神社建築にも見られぬ優雅さと古さを強調している。
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