旧平湯街道 附馬頭観音 一里杭

ページ番号 T1000987  更新日  令和3年12月21日

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よみ
きゅうひらゆかいどう つけたりばとうかんのん いちりぐい
市指定年月日
平成元年10月2日
所有者
高山市(市道)ほか
管理者
松之木文化遺産保存会
所在地
高山市松之木町 市道松之木まこも1号線
員数
1カ所
法量など
567.9メートル
旧平湯街道のうち、国道158号線入口から丹生川町堺まで。馬頭観音、一里杭を含める。

解説

 江戸時代においては、高山から平湯方面に至る重要な街道であったが、都市化により旧街道の残る地域はここだけになってしまった。道行く人に里数を知らせる里杭の石標がここには残存し、欠損してはいるが「従高山(以下不明)」の文字が読める。また、まこも坂の登り口には大岩に彫られた2体の馬頭観音がある。向かって左側の馬頭観音は高さ160センチメートル、幅190センチメートルの大岩露出部に、高さ68センチメートル、幅93センチメートルの長方形区画を彫り、その中に馬頭観音ほか2体の仏像を浮彫りにし、左端枠外に延享2年(1745)の刻銘がある。向かって右側の馬頭観音は高さ150センチメートル、幅170センチメートルの大岩露出部に、高さ60センチメートル、幅55センチメートルの方形区画を作り、中に馬頭観音1体を浮彫にしてある。
 大岩は2個のように見えるが根の方でつながっている。昔ここで駄馬が遭難したので、供養のために造像したという。

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