虚空蔵の森及び高丘山 附ハラエド、参道、音頭取岩
- よみ
- こくぞうのもりおよびこうかざん つけたりはらえど、さんどう、おんどとりいわ
- 市指定年月日
- 平成元年10月2日
- 所有者
- 生産協同組合管理地
- 管理者
- 新宮史跡保存会
- 所在地
- 高山市新宮町字コウカザン
- 時代
- 室町時代(15世紀)
- 員数
- 1カ所
- 法量など
-
神社跡。小さな礎石が下に並び、上部にも小さな祠用の礎石が遺存する。
解説
新宮町には往古本宮、新宮の両神社が鎮座していた。虚空蔵の森は本宮の跡地といわれ、境内には、かつて大木の3本杉が繁茂していたと伝えられ、内1本の切株が今も残されている。
本宮跡は新宮神社から南に4キロメートル離れた山中にあり、山は高丘山と呼ばれる。新宮神社拝殿下から、神体山にふさわしい秀でたその山容を遠望することができる。
現在、地元では『斐太後風土記』などの熊野由来説が堅く信奉されているが、山岳信仰の霊場を今に伝える、当地方に稀な史跡である。
新宮神社から郡上街道を西へ進み、標柱の矢印に沿って山の方へ登ると途中に音頭取岩、ハラエド(祓所)があり、さらに登ると新しくつくられた林道沿いに虚空蔵の森がある。
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