松倉観音
- よみ
- まつくらかんのん
- 市指定年月日
- 昭和56年9月8日
- 所有者
- 素玄寺
- 所在地
- 高山市松倉町2147番地
- 時代
- 江戸時代
- 員数
- 3棟
普門院、大悲閣、お籠堂
解説
元禄5年(1692)、領主金森頼旹が出羽国上之山(現在の山形県)へ移封されたあと、故あって高山を離れ京都の泉涌寺に入っていた天電高幢和尚が帰郷し、松倉山窟に馬頭観音の堂を建てた。これが普門院といわれている。
松倉観音では、素玄寺の守護により旧暦7月9日には近郷の村人が堂の内外に宿泊して養蚕の繁栄を祈り、翌10日は村々の馬を飾って参詣し、牛馬の無病息災を祈願した。この風習が現在も松倉絵馬市として残されている。建物は普門院、大悲閣、お籠堂からなり、通称松倉観音堂といわれている。
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