松之木七夕
- よみ
- まつのきたなばた
- 市指定年月日
- 平成6年11月4日
- 所有者
- 松之木町内会
- 所在地
- 高山市松之木町
- 時代
- 江戸時代から
解説
松之木の七夕は、町内にある七夕岩で行なわれる行事を中心としている。
七夕岩は、大八賀川の両岸に立つ男岩と女岩の2つの大岩からなる。毎年8月6日(古くは7月6日)に、男岩と女岩の両岩に大しめ縄を張り渡し、飾り提灯や、その年男の子の生れた家では藁の馬を、女の子の生れた家では糸巻きを吊し、牽牛織女の2星をまつり、五穀豊穣を祈る。
この行事は元禄時代以前から行なわれていたといわれ、『飛州志』や『飛騨国中案内』、『斐太後風土記』の中でも紹介されており、古くから遠近に知られていた。しめ縄は国道を横断して張られ、危険なために一時中断したこともあったが、当局との折衝の末、復活した。
歴史もあり、他では見られない貴重な民俗行事である。
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