荘川の養蚕用具
- よみ
- しょうかわのようさんようぐ
- 国指定年月日
- 昭和38年5月15日
- 所有者
- 高山市
- 所在地
- 高山市上岡本町1丁目590番地 飛騨民俗村
- 時代
- 江戸時代中期から大正時代
- 員数
- 230点
解説
山間部に位置する荘白川地区は耕地面積も少なく、大家族制による労働力の過剰は必然的に養蚕を盛んにした。積雪の危険を考え勾配を急にした合掌造りの屋根は、屋根裏に高い空間を生じ、2階、3階と区切られて収穫物の処理や保管の場にあてられたが、養蚕に適した温度と湿度に調整されたこの空間は、理想的な作業場となってこの地方の養蚕業を著しく進展させた。
養蚕方法も変わり、昔の道具はほとんど使われなくなった今日、ここに集められた飼育用具207点、繭処理用具23点は、昔の養蚕方法を知ることのできる貴重な資料である。
このページに関するお問い合わせ
教育委員会事務局 文化財課
電話:0577-35-3156 ファクス:0577-35-3172
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。