荘川の養蚕用具

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ページ番号 T1000918  更新日  令和3年12月21日

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よみ
しょうかわのようさんようぐ
国指定年月日
昭和38年5月15日
所有者
高山市
所在地
高山市上岡本町1丁目590番地 飛騨民俗村
時代
江戸時代中期から大正時代
員数
230点

解説

 山間部に位置する荘白川地区は耕地面積も少なく、大家族制による労働力の過剰は必然的に養蚕を盛んにした。積雪の危険を考え勾配を急にした合掌造りの屋根は、屋根裏に高い空間を生じ、2階、3階と区切られて収穫物の処理や保管の場にあてられたが、養蚕に適した温度と湿度に調整されたこの空間は、理想的な作業場となってこの地方の養蚕業を著しく進展させた。
 養蚕方法も変わり、昔の道具はほとんど使われなくなった今日、ここに集められた飼育用具207点、繭処理用具23点は、昔の養蚕方法を知ることのできる貴重な資料である。

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