飛騨のそりコレクション

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ページ番号 T1000917  更新日  令和3年12月21日

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よみ
ひだのそりこれくしょん
国指定年月日
昭和35年6月9日
所有者
高山市
所在地
高山市上岡本町1丁目590番地 飛騨民俗村
時代
明治時代(19世紀)
員数
23点

解説

 雪国の飛騨は冬期が長く、自然の雪を利用する運搬用具として各種の橇が、永年の生活体験から生み出された。
農山村の冬仕事に木材を運搬する橇、冬の燃料である春木(薪)、木炭などを山より農家へ、農家より町へと運搬する橇、町で人や物資を運搬する橇、牛馬にひかせる橇、神社、仏閣用の巨石、巨材運搬用の橇など用途によって種々様々である。
 雪の量や質、運搬する物によっても橇の幅・高さ・長さ・ツノの反りなどを異にする。
 雪国の生活様式を知る興味深い資料である。

用途

ソリの種類

山での木材運搬 二ツ枕山出しゾリ、二ツぶくり山出しゾリ、ふたつばゾリ、手ゾリ、四つばハッチ、磁石ハッチなど
薪、木炭運搬、販売用 二ツブクリ引付けゾリ、二ツ枕春木引出しゾリ、三ツ枕ゾリ、四ツ枕ゾリなど
街中での人、物資運搬用 二ツ枕引付けゾリ、箱ゾリなど
牛馬用 馬橇、ドタゾリ
寺社の建築用材運搬 ダイモチ橇、石引橇

 

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 文化財課
電話:0577-35-3156 ファクス:0577-35-3172
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