飛騨のそりコレクション
- よみ
- ひだのそりこれくしょん
- 国指定年月日
- 昭和35年6月9日
- 所有者
- 高山市
- 所在地
- 高山市上岡本町1丁目590番地 飛騨民俗村
- 時代
- 明治時代(19世紀)
- 員数
- 23点
解説
雪国の飛騨は冬期が長く、自然の雪を利用する運搬用具として各種の橇が、永年の生活体験から生み出された。
農山村の冬仕事に木材を運搬する橇、冬の燃料である春木(薪)、木炭などを山より農家へ、農家より町へと運搬する橇、町で人や物資を運搬する橇、牛馬にひかせる橇、神社、仏閣用の巨石、巨材運搬用の橇など用途によって種々様々である。
雪の量や質、運搬する物によっても橇の幅・高さ・長さ・ツノの反りなどを異にする。
雪国の生活様式を知る興味深い資料である。
用途 |
ソリの種類 |
---|---|
山での木材運搬 | 二ツ枕山出しゾリ、二ツぶくり山出しゾリ、ふたつばゾリ、手ゾリ、四つばハッチ、磁石ハッチなど |
薪、木炭運搬、販売用 | 二ツブクリ引付けゾリ、二ツ枕春木引出しゾリ、三ツ枕ゾリ、四ツ枕ゾリなど |
街中での人、物資運搬用 | 二ツ枕引付けゾリ、箱ゾリなど |
牛馬用 | 馬橇、ドタゾリ |
寺社の建築用材運搬 | ダイモチ橇、石引橇 |
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