飛騨の山村生産用具

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ページ番号 T1000919  更新日  令和3年12月21日

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よみ
ひだのさんそんせいさんようぐ
国指定年月日
昭和50年9月3日
所有者
高山市
所在地
高山市上岡本町1丁目590番地 飛騨民俗村
時代
江戸時代から昭和時代
員数
989点

解説

 飛騨の農山村の生活は木材に支配された生活であったといってもよい。従って生産の用具は木を利用した物が多い。ことに木のマタを利用した用具が多いことも特色の1つである。これは飛騨が山国で木材が豊富であることと、気候が寒く冬期間に用具を作ることができたことにもよる。また稲作は一毛作であり山岳地帯であるため耕地が少なく、その分林業による利益を得ることが古くから行なわれた。
 飛騨の百姓は、杣であり木挽であり炭焼であった。また余剰労力で、わらび粉を作り運搬に従事し、冬は炉端で藁仕事、菅むしろ、杓子、笠、ショウケ、バンドリを作るなど、副業というより、ときには本業のような形で収入を得た。

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電話:0577-35-3156 ファクス:0577-35-3172
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