高山祭の屋台行事

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ページ番号 T1000941  更新日  令和3年12月21日

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よみ
たかやままつりのやたいぎょうじ
国指定年月日
昭和54年2月3日
所有者
日枝神社氏子山王祭保存会
桜山八幡宮氏子八幡祭保存会
所在地
日枝神社 桜山八幡宮
時代
江戸時代から

解説

 高山祭は4月14、15日の日枝神社の山王祭と、10月9、10日の桜山八幡宮の八幡祭の総称である。町を南北に2分して春秋に行なわれる10数基ずつの華麗な屋台の練行列は、わが国有数の山車祭として知られている。
 春の山王祭は、4月14日の試楽祭と、15日の本楽祭とからなる。試楽祭には全屋台が所定の場所に曳き揃えられる。また、神輿を中心にまつりの行列が町々を練り歩く御巡幸は、闘鶏楽や獅子舞なども伴って行われる。夜には屋台に提灯が灯され、町を曳き廻した後、各屋台蔵への曳き別れを行なう。15日の本楽祭では、再び屋台の曳行があり、神輿還御とともに屋台の曳き別れとなる。
 秋の八幡祭においては、10月7日の屋台曳き順の抽せんにつづいて、9日の例大祭ではまつり行列の御神幸、一部の屋台による巡行があり、夜には全屋台の曳き廻しと曳き別れを行なう。10日には御神幸と、屋台の曳き揃えなどが行なわれ、夕刻曳き払いとなる。
 山王祭の屋台12基と八幡祭の屋台11基は、江戸時代後期に発達した祭屋台の典型として、国の重要有形民俗文化財に指定されている。宮本、年行司と呼ばれる役の指揮による華やかな屋台の曳行と、屋台で上演されるからくり人形や囃子などの諸行事は、屋台を用いた祭礼行事の代表的なものである。

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