飛騨匠木鶴大明神像及び版木
- よみ
- ひだのたくみもっかくだいみょうじんぞうおよびはんぎ
- 市指定年月日
- 昭和32年8月2日
- 所有者
- 国分寺
- 員数
- 1軀、5面
- 法量など
-
木彫座像は像高46.3センチメートル、肩幅20センチメートル、膝幅32センチメートル、膝高10.6センチメートル
日本遺産構成文化財
解説
『異称日本伝』にいう韓志和は彫刻の名手で、自作の木鶴に乗って唐土に渡り、唐の穆宗にいろいろ入神の妙技を見せた。
頬骨の張った、この木鶴神の面相は、ひとびとの顔の特徴を最も的確に表現しているといわれる。韓志和も、おそらく飛騨匠の1人として考えられたのであろう。
寛政7年(1795)、国分寺の本尊薬師如来といっしょにこの像を江戸に運び、本所回向院で60日間出開帳したが、連日の雨で「降りつぶれ」になり、篤志家に金10両寄付してもらってようやく帰寺することが出来た。
版木はこの開帳に際し準備されたものである。
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