しょがの踊り
- よみ
- しょがのおどり
- 市指定年月日
- 昭和40年7月27日
- 所有者
- 岩滝民踊保存会
- 所在地
- 高山市岩井町、高山市滝町
- 時代
- 江戸時代から
解説
しょがの踊りの歌は、江戸時代岩滝地方の山々に入りこんでいた木地師たちによって歌いつづけられたものと思われる。
ある古老はこんな話をして聞かせる。大勢の杣の中に1人、歌の上手な美青年がいた。里の若い女たちにやんやともてはやされた。その男の歌を1人うたい、2人うたい、しまいには大勢でうたうようになった。踊りも習った。そのうち仕事が終わり、他所へ移ることになった。青年は親しくなった娘たちに、おれは益田の少ヶ野生れでかようなものと裾前をはぐり上げて見せた。今までてっきり男と思っていたのが、実は女であったのである。
しょがの踊りの発祥は下呂市の少ヶ野であったかもしれないが、そこではもうすっかり忘れられてしまった。元禄年間(1688年から1704年)に天下を風靡したといわれるしょがの踊りを現在もなお伝承しているところは、あまりないようである。
しょがの踊るはいそがしものよ 殿とはなさずひまもない
しょがのしょがのといこやしみやるな おらもしょがの子じゃもの孫じゃもの
しょがののばばさはやきもちずきよ よんべ九つけさ七つ
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