盆踊絵巻物

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ページ番号 T1000921  更新日  令和3年12月21日

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よみ
ぼんおどりえまきもの
市指定年月日
昭和31年11月7日
所有者
一本杉白山神社
所在地
高山市八軒町3丁目9番地
時代
天保11年(1840)
員数
1巻
縦33.3センチメートル、横266.6センチメートル

解説

 天保11年(1840)8月、美濃の画人と伝えられる應峯の描いた彩色画に、国学者田中大秀の高弟である山崎弘泰が長文の詞書を添えている。詞書の記すところは、だいたい次のようである。
 高山の里の例として7月15日ごろ夜を重ねて踊る。16日夜は郡代の御館の前で踊る。そこが終わるのは亥の刻(午後9時ごろ)で、それから町の数カ所へ繰り出し、そこでまた踊る。踊場には綱を高く張って提灯をつけ、ぼんぼりをともし、三味線をひき、太鼓を打ち、松坂という歌を大声で歌う。音頭に合わせて男女4、50人が輪をつくって踊る。男は女に、女は男に変装する。11、2歳の子どもは扇を広げて頭に頂き、きれいな造花をつけている。5、6歳の幼児は顔に白粉をぬりたて、踊る事ができずに休んでいる。若い男女は、菅笠、編笠をかむり、手拭で顔をつつんでいる。お多福や鬼の面をつけているものもいる。18日は踊りの終わりの日、こよい限りと名残をおしむ。20日は生まれ変わったように早く起きて、自分自分の生業につく。盆踊は、ありがたい世に生まれて、秋の栄えを喜び祝う古いならわしで、昔は吉兆踊といった。
 絵と詞書とは両々あいまって、もっとも鮮明に江戸時代の高山盆踊風俗を後世に伝えるものである。

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