親子獅子舞
- よみ
- おやこししまい
- 市指定年月日
- 昭和41年1月10日
- 所有者
- 飛騨総社
- 所在地
- 高山市神田町2丁目100番地
- 時代
- 江戸時代(19世紀)
- 使用楽器
- 大太鼓1、締太鼓1、笛4
- 構成
- 大太鼓1人、締太鼓1人、笛4人 親獅子2頭4人、子獅子1頭2人
- 衣装
- 獅子舞方
獅子ゆたん、同色の腕貫、肌衣、股引、黒たび、甲かけ、わらじばき
囃子方黒紋付、白足袋、草履ばき
- 備考
-
例祭日5月4、5日
全曲奉納所要時間1時間30分
解説
異色の獅子舞で、他に例を見ない。文政元年(1818)7月21日、田中大秀が一宮神輿を当惣座森に迎えて雩祭(うさいと読み、雨乞祭の意)を行なったとき奉納した獅子舞が親子獅子で、以後雷獅子、雨乞獅子と呼ばれるようになったといわれる。舞曲には次の9曲がある。
- 巻上げ:魔除けのため町の辻などで舞う。
- 曲:舞曲の最初に舞う。
- おばこ:前後舞ともいい、背や尾にじゃれる。
- おちゃえ:後足で立ち上がり、前足に戯れる。
- 竹に雀:坐ったり、逆立ちしたりして、後足に戯れる。テンボ返しという。
- 新版:後足に左右から戯れる。足喰いともいう。
- ちゃんでこ:獅子頭が後足の肩車に乗り、蛇を探して歩く。
- 高い山:違い獅子といい、交尾のさまを表現する。
- へんべまむし:蛇を見つけて食い、食休みしてから立ち上がる。
以下の曲には獅子舞はつかない
- 道行:神幸中の曲
- 下かい道:神輿帰還の際の曲。笛に合わせて「めでた」をうたいながら解散する。
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