[報告]令和7年3月16日 飛騨の匠プロジェクト・木工職人入門
市内在住の親子10組が間伐材を利用したスツール(椅子)づくりをしました
飛騨の里にある旧田口家で、3月8日に実施した「飛騨の匠プロジェクト・木こり入門」で間伐した丸太を使ってスツール(椅子)を作りました。
はじめに、丸太を半分にカットしました。その後、カットした片方の木を、削り馬と呼ばれるグリーンウッドワーク専用の道具に固定し、銑(せん)と呼ばれる両側に柄がついた特殊な刃物を使い、座面の部分をなめらかになるまで削りました。座面の表面を整えた後、裏面に穴をあけ、あらかじめ作っておいた脚を木づちで叩き入れて完成です。最後にやすりがけをし、思い出に残る自分だけの椅子ができあがりました。
参加者からは、「見たことのない道具を使ったり、生木から物を作ったり、はじめての体験ができた。削っていくと水分が出ていて瑞々しいのが気持ち良かった。大人も子どもも楽しかった。」などの感想が上がりました。
木工職人からは、「楽しんで作業をしていたので教える側も楽しかった。今はお金を払えば何でも買えるが、自分で作る楽しさが体感できたのでは。高山は森が身近にあるからこのような体験ができる。この中から未来の飛騨の匠が生まれてきてくれるのではないかと楽しみにしている。」と感想を述べられました。
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