高山市こども未来計画

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ページ番号 T1006114  更新日  令和7年4月22日

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こども未来計画(笑顔あふれるこどもを育み 未来につなぐ)

計画書データ

計画の概要

策定の趣旨

策定の趣旨

 市では、平成17年度より20年にわたり「子どもにやさしいまちづくり計画」に基づき、子育て支援や相談体制の充実に取組んできました。
 人口減少や少子高齢化、地域のつながりの希薄化や子育ての孤立化など、厳しい社会情勢や人々の価値観が変化するなか、より複雑で重層的な課題への対応が求められています。

 これらの環境変化に適切に対応するとともに、こどもや若者をまちづくりの中心に捉えた取組みを総合的に推進し、まちに暮らす全ての人の幸福や将来の希望につなぐことを目指し、新たな「こども未来計画」に基づき取組みを推進します。

計画期間

令和7年度から令和11年度までの5年間

基本姿勢(重視すべき視点)

5つの基本姿勢

 これまでの課題や「こども大綱」などを踏まえ、5つの重視すべき視点を設定します。

(1)こどもの権利が大切に守られること 権利の擁護の視点
(2)こどもが意味ある参加をできること 意見の反映の視点
(3)こどもの立場で考えてもらえること 最善の利益の視点
(4)こどもの支援の輪が引継がれること 切れ目なくの視点
(5)こどもが地域で温かく育まれること まちぐるみの視点

基本目標(目指す姿)

 目指す「まち」や「ひと」のあるべき姿を共有し、その姿を実現していくため、こども未来計画の基本目標(目指す姿)を次のとおり定めます。

笑顔あふれるこどもを育み 未来につなぐ

こどもや若者に関する取組みを地域社会のまんなかに据え、まちぐるみとなって笑顔のこどもを育むことにより、家庭の幸福、やがては地域に暮らすすべての「ひと」の持続的な幸福へとつなげ、未来が明るく広がるような、「まち」を挙げた取組みを進めます。

 

幸福の好循環イメージ

具体的な取組み

(1)こども家庭の「心身の健康」の推進

1)こどもの心と身体を健全に育む環境整備の推進

1.魅力的なこどもの遊び場の創出と活用の推進

・屋内外の「こどもの遊び場」の魅力向上のための施設整備と活用促進
・拠点となる「つどいの広場」への複合遊具等の整備
・高山駅西地区複合・多機能施設の整備
・「公園長寿命化整備計画」の策定、計画的な改修・整備
・ひだ木遊館の運営支援など、木育・森林環境教育の推進 など

2.こどものライフステージに応じた居場所づくりの推進

・官民連携による「こどもの居場所」づくりの環境整備と利用促進
・こども食堂などの取組みの活性化に向けた見直し
・保護者の負担軽減などのための放課後児童クラブにおけるデジタル推進
・メタバースを活用した不登校児童生徒の適応指導や居場所づくり など

2)こどもと家庭の健康維持を図る伴走支援の推進

・若者の健康的な未来を築くための健康づくりの啓発
・安心して出産に臨めるような助産師など専門職による相談支援の強化
・公共施設への授乳室の整備
・保護者や支援者への発達段階に応じた適切な対応などを学ぶ場の提供
・安心して就学を迎えるための5歳児健診、事後指導の推進
・母子健康手帳、母子保健情報のデジタル化による市民サービス向上
・こどものワクチン接種に対する公費助成 など

3)こどもが適切に受診できる医療体制確保の推進

・高度医療機関や中核病院との連携による地域医療体制の安定的な維持
・医療を目指す学生への支援などによる医療人材の育成確保
・確保すべき開業医の分析、確保に必要な支援方法などの検討 など

(2)こども家庭への「豊かな日常」の提供

1)安心して生み育てられるこども家庭支援の提供

1.各種給付や負担軽減など経済的支援の提供

・子育てにかかる経済負担軽減のための各種給付や助成の充実
・親子の愛着形成の促進などきめ細かな子育て支援の充実
・居住地に関わらず、安全安心な妊娠出産のための交通費などの支援
・バランスや影響などを踏まえた「こども料金」のあり方の検討 など

2.ニーズに応じたきめ細かな託児・支援サービスの提供

・ファミリーサポート事業の課題改善と利用増につながる見直し など

2)家庭の就労や育ちを支える保育サービスの提供

・少子化を踏まえた、保育・幼児教育施設の受皿のあり方の検討
・空調など保育環境の整備、医療的ケア児の受入れ体制の整備促進
・保育士の処遇改善や労働環境の向上などによる保育人材の確保 など

3)学校や家庭、地域での豊かな学びや体験の提供

・デジタル化やグローバル化社会を生き抜く力を身に付ける学びの提供
・「心のスクール検討委員会」による医療的見地を踏まえた対応
・学校の適正規模を考慮した整備、適正配置の検討
・こどもの成長、親子の幸福度向上につながる体験や学習機会の充実 など

4)若者が夢や誇りを持ち活動できる環境等の提供

1.若者の地元愛が育まれ活動が活性化する支援等の提供

・若者の交流や主体的な活動支援、地元就職と地域への定着の促進 など

2.若者の結婚や定住の後押しとなる様々な環境等の提供

・デジタル推進などによる市内産業のイノベーションの誘発と生産性の向上
・結婚のきっかけとなる出合いの機会創出、結婚新生活への支援
・男性の育児休暇の取得促進、性差による役割分担意識の解消に向けた啓発 など

 

(3)「誰も取り残さない」こども家庭への支援

1)困難を抱えるこども家庭への切れ目のない支援

1.こどもへの虐待防止、悩みや不安の解消に向けた支援

・こども家庭相談システムの導入などによる切れ目のない支援の充実
・こども家庭センターを中心に関係機関が連携した丁寧なこども家庭支援
・虐待防止の啓発や相談先の周知 など

2.こどもの発達に向けた個に応じた適切な支援

・学校や地域、関係団体などのサポートネットワークの整備
・サポートブックの活用促進による引継ぎ体制の充実
・保護者の経済負担に配慮した通園等助成制度の見直し など

3.経済的に困窮するこどもや家庭に対する支援

・高校中退者などの社会的自立に向けたサポートの充実
・困窮家庭に対する様々な支援の検討
・孤独・孤立や生活困窮などへの支援体制の強化、包括的で効果的な支援
・多くの機関が連携した重層的支援体制の構築
・市営住宅の適正配置による安定的な住環境の提供 など

2)ひとり親家庭の自立促進に向けた積極的な支援

・高校進学など節目に合わせたひとり親家庭に対する支援の検討
・ひとり親の経済的自立を促す資格取得の支援
・ひとり親家庭の家事育児などのサポートの充実
・離婚時の養育費などの取り決め促進のための支援の検討 など

3)多様性を有するこども家庭への温もりある支援

・在住外国人の暮らしに必要な様々なサポートや事業者への支援
・異なる文化を持つ人々が互いに安心して暮らせる環境づくり
・多様な文化や異なった価値観を尊重する市民意識の醸成 など

(4)こどもの「権利擁護」の周知啓発

・こどもの権利の市民全体への周知、理解促進
・「こどもの権利条例(仮称)」の検討 など

(5)こどもの「意見反映」と参画促進

・こどもがまちづくりに参画する仕組みづくり
・オンライン意見箱の設置など意見聴取や参画機会の創出 など

(6)「官民連携」によるこども家庭の施策推進

・戦略的な情報発信、相談や仲間づくりなど交流の促進
・地域課題に取組む様々な担い手による協働の促進 など

出前講座を実施しています!

 地域や団体の会合などに市の関係職員が訪問、またはオンラインにより参加し、「高山市こども未来計画」及び市の取組みなどについて説明させていただく「出前講座」を実施しています。

 「出前講座」の開催を検討されている場合、その他、計画内容に関するご質問などがありましたら、こども政策課までお気軽にお知らせください。

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このページに関するお問い合わせ

こども未来部 こども政策課
電話:0577-35-3140 ファクス:0577-35-4884
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