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高山陣屋跡

ページ番号 T1000956  更新日  平成27年2月10日

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よみ
たかやまじんやあと
国指定年月日
昭和4年12月17日
昭和54年10月2日追加指定
昭和55年3月24日追加指定
平成元年1月9日追加指定
所有者
岐阜県(陣屋前広場は高山市)
所在地
高山市八軒町1丁目5番地ほか
時代
江戸時代(17世紀)
員数
11,219.05平方メートル
昭和4年指定
高山市八軒町1丁目3番地 305.32平方メートル
高山市八軒町1丁目4番地 1209.91平方メートル
高山市八軒町1丁目5番地 2419.83平方メートル
昭和54年指定
高山市八軒町2番の2 53.09平方メートル
昭和55年指定
高山市八軒町1番の1 180.73平方メートル
高山市八軒町1番の3 1411.63平方メートル(1番の3のみ高山市所有で陣屋前広場の分)
高山市八軒町1番の5 792.48平方メートル
高山市八軒町6番 2475.41平方メートル
平成元年指定
高山市八軒町7番の1 1244.00平方メートル
高山市八軒町7番の2 1126.65平方メートル
現在遺構
御門 天保3年(1832年) 切妻造柿葺(こけらぶき)平家建
門番所 天保3年(1832年) 切妻造熨斗(のし)葺平家建
御役所 文化13年(1816年) 切妻造熨斗葺(一部柿葺)平家建
御蔵 慶長年間(1596年から1615年) 片入母屋造石置長樽葺平家建
御勝手土蔵 天保11年(1840年) 切妻造熨斗葺2階建
書物蔵 天保12年(1841年) 切妻造熨斗葺2階建
その他 供侍所、腰掛、中門

解説

天正14年(1586年)、金森長近は秀吉の命により飛騨を平定し、領主に任ぜられた。以来、6代107年間にわたって藩政時代が続いたが、元禄5年(1692年)徳川幕府は金森頼ときを出羽国上ノ山(かみのやま)に転封し、飛騨一円を幕府直轄領とした。
それ以来、明治維新にいたるまでの177年間に、25代の代官・郡代が江戸から派遣され、領地の行政・財政・警察などの政務を行なった。この御役所を「高山陣屋」と称する。
飛騨代官は関東郡代の兼任ではじまり、金森家臣屋敷を会所としていたが、高山城の破却が始まる元禄8年(1695年)、金森氏の娘が住んでいた、現在地の向屋敷に代官所を移した。その後(4代)から専任、7代から常駐となり、11代まで代官、12代から郡代に昇格している。この間、殖産振興に尽す等善政もあったが、一方、飛騨一円を揺るがした明和・安永・天明の大原騒動、明治初年の梅村騒動二代一揆もあり、数々の歴史がこの陣屋で展開した。
陣屋設置以来、享保10年(1725年)、文化13年(1816年)と数度にわたって改築がなされ、幸いにも火災を受けなかった。明治になると、主要建物はそのまま地方官庁として使用され、昭和4年には国の史跡に指定された。昭和44年12月、ここにあった飛騨県事務所が移転し、元禄8年から270余年続いた役所の幕を閉じた。この機会に全国50余ヶ所のうち唯一現存する史跡を保全するため、岐阜県教育委員会は、文化庁の指導を受けて昭和45年10月から58年12月まで2次にわたり、約7億円を費して復元修理と復旧事業を行なった。こうして江戸時代の高山陣屋の姿がほぼ甦り、現在岐阜県教育委員会が管理している。
内部は、玄関の間が文化13年改築のままでのこり、10万石格を示す2間半の大床や、大名も使用をはばかった青海波模様が目を引く。式台も駕篭(かご)を乗りつけるため低くしつらえてあり、幕府の使者等、身分の高い来客専用であった。御役所大広間も非常に体裁を重んじた意匠となっている。吟味所、白州はグリ石敷で屋根のあることが特徴的である。事犯の大半は幕府の裁決を仰いでいた。
御蔵は、高山城三ノ丸に米蔵として建てられていたのを、元禄8年現在地に移築されたものである。軸部は慶長年間(1596年から1615年)のもので、良質のヒノキが使われ、仕上げも蛤刃手斧であり、年代、規模共に全国有数の穀物土蔵である。壁面の傾斜(四方転)や通風の隙間など、飛騨匠の手法が見られる。
また、平成元年1月には西に隣接する高山拘置支所が移転された。ここは役宅があったところで、復元整備するため、平成3年度に発掘調査がなされ、用水池跡1ヵ所、竃跡3ヵ所、地下式石室(いしむろ)跡1ヵ所、溝、井戸が発見された。それらを参考に、郡代復元工事が平成4年から7年度にかけて進行中である。

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