伝統的建造物群保存地区

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ページ番号 T1023241  更新日  令和8年3月18日

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伝統的建造物群保存地区(伝建地区)とは

 伝建地区制度は、文化財保護法に基づき歴史的な町並みを保存していく制度です。戦後の高度経済成長などによる開発から歴史的な町並みを保護するため、昭和50年の文化財保護法の改正によって制度化されました。

 地域の歴史や風土を反映した建物群(伝統的建造物群)と周囲の環境を含めた歴史的なまとまりとして、市町村が地区(伝統的建造物群保存地区)を定め、条例や計画によって保護を図ります。

 国は、伝建地区の中でも特に価値が高いものを重要伝統的建造物群保存地区に選定します。

 伝建地区では、主に外観の変更にかかわる行為(現状変更行為)が規制されます。一方で、伝統的な建物の保存や地区の景観を向上させる行為は補助を受けることができます。

 高山市では昭和40年代の地域住民による町並み保存運動をきっかけに、地域と行政が連携して町並み保存を進め、昭和54年に三町地区が、平成16年に下二之町大新町地区が国の選定を受けました。それ以来、建造物の修理・修景、防災施設の整備、無電柱化工事などのインフラ整備を進めています。

 【用語】

  • 伝統的建造物群:「周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的な建造物群で価値の高いもの」と定義される文化財
  • 伝統的建造物群保存地区:伝統的建造物群及びこれと一体をなしてその価値を形成している環境を保存するため市町村が定める地区
  • 重要伝統的建造物群保存地区:伝建地区のうち、市町村の申出に基づき、我が国にとってその価値が特に高く国が選定したもの

高山市の伝統的建造物群保存地区

高山市三町伝統的建造物群保存地区

三町地区

選定日:昭和54年2月3日

地区面積:4.4ha

 古くから飛騨の中心地で、江戸時代中期以降は幕府直轄地となり商業活動で繁栄しました。狭い通りを挟んで軒の低い洗練された意匠の町家が連なっています。

 町家は中二階建で緩い勾配の屋根とし、深い軒を持ち、胡粉塗の腕木や通り土間上部の梁組は見応えがあります。

高山市下二之町大新町伝統的建造物群保存地区

下二之町大新町地区

選定日:平成16年7月6日

地区面積:6.6ha

 旧高山城下町の北半に位置するこの地区は、江戸時代以来の城下町区域と越中街道筋に残る町並みです。

 近代までに成熟した木工技術で建てられた質の高い町家が、明治から昭和にかけての時代差を反映しながら、通りに面して建ち並んでいます。


現状変更行為の規制について

 伝統的建造物群保存地区内のすべての建造物で新築、増改築、除却(建物の解体)、や外観の変更などの行為を行う場合は、あらかじめ高山市への許可申請・届出が必要です。また、工事は条例や各地区の保存計画に定める基準に基づいて行う必要があります。

補助金制度について

 伝統的建造物群保存地区内で修理・修景基準に基づき伝統的建造物の修理や伝統的建造物以外の建造物の修景を行う場合には、その事業費の一部を補助します。

全国伝統的建造物群保存地区協議会

 全国伝統的建造物群保存地区協議会は、伝建地区を持つ市町村が集まり昭和54年に発足しました。

 協議会では、保存地区の歴史的町並を保存するためのさまざまな情報を収集・蓄積し、これらを会員相互で共有するとともに全国に発信するため、歴史的町並の保存に関わる講演会の開催や、協議会のインターネットホームページの開設などを行っています。

 令和7年現在、106市町村が加入しており、協議会のネットワークを最大限に活かし、日本の貴重な文化遺産である歴史的町並の保存と活用、地域文化と住民の生活文化の向上に資するため、全国各地で積極的な取り組みが進められています。

条例・規則

参考資料

 伝統的建造物群保存地区の修理・修景で参考となる資料です。

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このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 文化財課
電話:0577-35-3156 ファクス:0577-35-3172
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。