冬頭王塚古墳副葬品
- よみ
- ふいとうおうづかこふんふくそうひん
- 市指定年月日
- 昭和49年1月10日
- 所有者
- 高山市
- 所在地
- 高山市赤保木町400番地の2 高山市風土記の丘学習センターで展示中
- 時代
- 古墳時代(5世紀)
- 員数
- 一括
- 法量など
- 直刀は平造り、身長80.5センチメートル、身幅3.1センチメートル
直弧文鹿角装鉄剣は茎部中程より折損 身長58.5センチメートル、身最大幅4センチメートル
素文鏡は面径約7センチメートル、厚さ約0.3センチメートル、鈕長1センチメートル、同幅0.5センチメートル
解説
冬頭王塚古墳は、飛騨では早い時期の古墳である。発掘時の所見では盗掘の形跡は全く認められなかった。全副葬品は、遺体が埋葬された当初のままの姿で発見されたわけである。それだけでも貴重な価値をもつものであるが、中でも直弧文鹿角刀装具を着装した鉄剣は、特殊な呪力を有する宝器として大和朝廷から授与された下賜品と推定され、県下にこれまで出土例のない遺品である。
これらの副葬品は、飛騨の歴史を知るうえで、極めて重要な役割を果たすものといえよう。
1号石室副葬品
直刀1、同装具残片、鉄鏃11、石製小玉2
2号石室副葬品
直弧文鹿角装鉄剣1、同鞘残片、鉄鉾1、鉄鏃21、素文鏡1、管玉2、瑪瑙丸玉1、硝子丸玉3、硝子小玉1
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