円空作金剛神

ページ番号 T1000901  更新日  令和3年12月20日

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よみ
えんくうさくこんごうしん
県指定年月日
昭和37年2月12日
所有者
飯山寺
所在地
高山市上一之町75番地 飛騨高山まちの博物館で展示中
時代
江戸時代(17世紀)
員数
1対
法量など
身丈220センチメートル、木造

解説

 円空は寛永9年(1632)に美濃に生まれ、僧となって自らの一生に12万体の仏像を造る宿願をたて、諸国にその足跡を残している。しかし、その伝記については不明なことが多く、『飛州志』にも「姓氏、或ハ何国ノ産、何レノ宗派ト云フコトヲ不知」とあるように謎の人物であった。飛騨では「エンクさま」と呼ばれて親しまれ、信仰の対象となっていたのである。円空仏の特色はナタバツリと呼ばれるように、鉈で割った木片に目や鼻を刻み込んだだけの即興的なものが多い。円空の彫刻は、初めの頃は古典的な形が多かったが、後に円空独特の作風を完成させた。
 金剛神、または執金剛神、金剛手、金剛力士などともいう。手に金剛杵を執って仏法を守る守護神のことである。金剛杵はもとインドの武器であるが、密宗ではこれをかりて「堅利の智を以て煩悩を断じ悪魔を伏す」といい、金剛神はもとより勇ましい憤怒の像である。この像はまさに金剛神の気魄を受けて作った力作である。
 円空の優秀作として万人に賞賛され、円空展にはしばしば出品されるので、全国的に有名になっている。

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