円空作思惟菩薩像
- よみ
- えんくうさくしゆいぼさつぞう
- 市指定年月日
- 昭和36年8月12日
- 所有者
- 東山白山神社
- 所在地
- 高山市上一之町75番地 飛騨高山まちの博物館で展示中
- 時代
- 江戸時代(17世紀)
- 員数
- 1軀
- 法量など
- 像高75センチメートル、幅41センチメートル
解説
円空が初めて飛騨入りしたのは貞享3年(1686)で丹生川村千光寺に留錫し、第2回目は元禄3年(1690)とされているから、この思惟菩薩像はそのいずれかの期間に制作されたものである。わずかな年月の内に飛騨各地を巡錫して数百の造仏結縁の仏行をされたことは驚くばかりである。飛騨にとっては天来の高僧として崇められている。
この菩薩像は歯痛の観音、或いは智恵の観音として親しまれ、また珍しく耳のある作として注目されている。
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