吉次作大刀 銘飛州高山住

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ページ番号 T1000904  更新日  令和3年12月20日

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よみ
よしつぐさくだいとう めいひしゅうたかやまじゅう
市指定年月日
昭和34年3月24日
所有者
高山市
所在地
高山市上一之町75番地 飛騨高山まちの博物館で展示中
時代
室町時代(16世紀)
員数
1口
法量など
長さ76.3センチメートル、反り1センチメートル、元幅3.2センチメートル、目釘穴3個

解説

 鎬造、庵棟、腰反り高く踏張りがあり、身幅は広く、刃文は直刃、鍛えは板目で、地沸えがところどころにつく。鋩子は小丸でわずかに掃きかけがかかる。茎は磨上げ、先は切れ、表に「飛州高山住」と5字銘がある。
 飛州高山住と銘のある刀はこれのみと伝えられ、大永年間(1521年から1528年)、飛州白川にいた吉次という刀工が、たまたま高山へ来て鍛えた刀といわれる。当初は85センチメートル程の大刀であったようで、茎も切り縮められ、従って銘も「飛州高山住」までしか読めないが、作風から吉次と鑑定される。
 銘はまた、高山という名称の古さを知る重要な史料の1つでもある。

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電話:0577-35-3156 ファクス:0577-35-3172
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