犬塚行蔵蒐集品
- よみ
- いぬづかこうぞうしゅうしゅうひん
- 県指定年月日
- 昭和35年3月30日
- 所有者
- 高山市
- 所在地
- 高山市上一之町75番地 飛騨高山まちの博物館
- 時代
- 縄文時代から古墳時代
- 員数
- 211点
- 法量など
- 石器類204点、土器類3点、銅器類4点
解説
この蒐集品は犬塚行蔵が大正末期から昭和初年にかけての数年間の高山在住中に、飛騨地域における遺跡の踏査に伴って収集した考古資料である。
収集された遺物は先土器時代から古墳時代を経て中世に至るまでの各時期のものがみられる。
先土器時代の遺物として大形の尖頭器や有舌尖頭器、縄文時代の遺物として石鏃、石匙、磨製石斧、環状石器、石剣、石冠、有孔石器、異形石器の他、土偶及び釣手土器がある。弥生時代の遺物としては石庖丁、古墳時代の遺物としては三環鈴がある。
これらの蒐集品は山間部に位置する飛騨地方の地域性をよくあらわしており、恵那地方の考古資料を蒐集した安江赳夫蒐集品及び山本栄一蒐集品と並んで貴重な資料となっている。
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