平成19年度景観デザイン賞受賞一覧
1.建築物の部
優秀賞
該当なし
奨励賞
哲学の杜 行人舎
高山市塩屋町
建築主等
建築主:池田 芳一
設計者:自由都市設計
施工者:カネシロホーム
講評
旧宮川村岸奥、有名な「嫁ヶ淵伝説」の舞台となった天木家を移築し、外観・内装とも現代生活のニーズに充分に応える新しい空間を創造しており、形態・色彩とも里山景観に調和し、全体的にまとまった落ち着きを感じさせる飛騨の古い民家らしい仕上げとなっている。
奨励賞
三野島 邸
高山市西之一色町3丁目
建築主等
建築主:三野島 智美
設計者:有限会社アブデザイン
施工者:株式会社堀口工務店
講評
古い民家を移築した建物で現在の建築基準法に適合させるため、古い構造物を新しい構造物が取り囲む形で建てられており、外壁面は羽目板や格子等で新たにリニューアルし、外観の高山らしさとともに松倉風致地区内の景観と融合するような造りとなっている。
奨励賞
富士屋 花筏
高山市花川町
建築主等
建築主:岡田 贊三
設計者:株式会社西建築設計事務所
施工者:株式会社林工務店
講評
市内中心部にある町屋造りの民家を、甘味処を併設した和菓子店に改築したものであるが、古い町家の風情を今も残している。使われなくなった古い町家は市内に数多く存在するなかで、多種多様な建物が建ち並ぶ一角にあって、落ち着きとなじみ易さがあり、町家の改修を現代的に活用した好事例のひとつと言える。
2.サインの部
該当なし
3.緑のある修景の部
優秀賞
富士屋 花筏
高山市花川町
建築主等
建築主:岡田 贊三
設計者:株式会社西建築設計事務所
施工者:株式会社林工務店
講評
緑の少ない街中にあって、店舗内からはもとより高山駅から古い町並みに続く通りを行く人々に対し、高山の自然を感じられるような樹種を選んで配置されており、建物と庭のバランスがうまく調和している。民家を改修した店舗の前一面に、四季折々の表情を楽しめる花木があり、景石や樹木等の配置もよく、全体的にやわらかさとともに癒される雰囲気を醸し出した庭園になっている。
奨励賞
ミカゲ石橋のある庭園
高山市一之宮町野添
建築主等
建築主:山下 慶一
設計者:有限会社中坪造園
施工者:有限会社中坪造園
講評
垣根のドウダン、剪定された樹木、石にもたれる松、ミカゲ石の橋などの枯れ山水の風情が良い。この前面の庭は平屋建ての家屋とバランスがよくとれており、一之宮地区の田園風景にほどよく調和している。
奨励賞
堀尾邸 庭園
高山市国府町上広瀬
建築主等
建築主:堀尾 雄二
設計者:有限会社中山造園
施工者:有限会社中山造園
講評
のどかな農村地域の中にあり、周りの豊かな自然と溶け合い、瓦屋根の日本家屋にマッチした伝統的な日本庭園となっている。また玄関横にある庭木の盆栽も春の新芽から秋の紅葉まで四季を楽しめるようになっており、庭園の樹木や庭石と草花がよく調和している。
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