ジカウイルス感染症等の蚊媒介感染症の予防について

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ページ番号 T1007467  更新日  平成28年6月14日

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ジカウイルス感染症について

平成27年(2015年)5月以降、中南米を中心に、ジカウイルス感染症(ジカ熱)が多数報告されています。
ジカウイルス感染症はデング熱及びチクングニア熱と同様、蚊を介して感染します。また、ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります。

海外の流行地域において、蚊に刺されてから数日後に、軽度の発熱、発疹、結膜炎、関節痛、筋肉痛、倦怠感、頭痛などの症状が見られた場合は、医療機関を受診してください。
海外の流行地域へ出かける際は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意してください。 蚊だけでなく、性行為による感染も報告されています。

日本では、ヤブカ属のヒトスジシマカによってウイルスが媒介されると考えられています。(写真)

カの画像
ヒトスジシマカ(国立感染症研究所)

症状・兆候

潜伏期間:3~12日

主な症状:発熱(38.5℃を超える高熱は比較的稀)、発疹、関節痛・関節炎、結膜充血、筋肉痛・頭痛、その他に、めまい、下痢、腹痛、嘔吐、便秘、食欲不振などをきたす場合も報告されています。

ブラジルでは妊婦がジカウイルスに感染することで胎児が感染し、小頭症児が多発しています。
ジカ熱そのもので健康な成人が死に至ることは稀ですが、基礎疾患があり免疫力が低下している場合は死に至ることもあります。

妊婦と妊娠の可能性のある女性へ

妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症との関連が示唆されていることから、妊婦及び妊娠の可能性がある方は、可能な限り流行地域への渡航を控えてください。
※世界保健機関(WHO)は、2016年3月8日、妊婦は流行地域への渡航をすべきでないと勧告しています。

治療・予防

痛みや発熱に対して解熱鎮痛剤を投与する程度にとどまることがほとんどです。脱水症状が強い場合は輸液を実施することもあります。
予防に関しては、日中に蚊(ヤブカ)に刺されない工夫が重要です。具体的には、長袖服・長ズボンの着用、昆虫忌避剤(DEETを含むものが効果が高い)を使用するなどして蚊に刺されることを予防しましょう。
蚊の発生を抑える対策も大切です。下記のリンクを参照して、地域全体で蚊の発生を予防しましょう。

関連情報リンク

このページに関するお問い合わせ

医療保健部 健康推進課
電話:0577-35-3160 ファクス:0577-35-3173
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。