熱中症の予防対策について

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号 T1000515  更新日  令和6年4月23日

印刷 大きな文字で印刷

熱中症は、暑い環境の中で発生し、気温、湿度、風、直射日光などが関係しています。熱中症は、熱けいれん、熱疲労、熱射病などの総称です。健康に大きな影響を与えます。もっとも重いのが熱射病で、死に至ることがあります。特にお年寄りや赤ちゃんには注意が必要です。意識がはっきりせず、自力で水分が摂取できない場合は 、すぐに救急車を呼びましょう。

熱中症の症状

体が周囲の熱を吸収して体温が上がり、汗をかいて脱水状態になります。
頭痛や吐き気といった症状も見られます。

事前対策(暑熱順化)

暑熱順化とは

暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。
暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて、暑さに強くなります。

熱中症を防ぐには、暑くなる前から、暑さに備えた体づくりをしておくことが大切です。

暑熱順化に有効な対策

日常生活の中で運動や入浴をし、汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。
暑熱順化には、数日から2週間程度かかります。
暑くなる前から暑熱順化のための動きや活動を始め、暑さに備えましょう。

日常生活でできる暑熱順化するための動きや生活

  1. ウォーキング
    運動目安 30分 頻度目安 週5回
  2. ジョギング
    運動目安 15分 頻度目安 週3回
  3. サイクリング
    運動目安 30分 頻度目安 週3回
  4. 適度な運動(筋トレやストレッチなど適度に汗をかくもの)
    運動目安 30分 頻度目安 週5回から毎日
  5. 入浴(シャワーだけでなく、湯船に入るもの)
    頻度目安 2日に1回

※上記はあくまで目安となります。個人の体質・体調、その日の気温や室内環境に合わせて無理のない範囲で行ってください。運動時は水分や塩分を適宜補給して、熱中症に十分注意してください。

基本的な対策

  1. こまめに水分・塩分を補給しましょう。
  2. 通気性の良い服装で、外出時には帽子をかぶりましょう。
  3. 暑いとき、無理な運動・活動は事故のもとです。休息、水分をしっかりとりましょう。
  4. 睡眠不足や風邪ぎみなど、体調の悪いときは暑い日中の外出や運動は控えましょう。
  5. ビールなどのアルコールや、カフェインを多量に含む飲料などは、利尿作用があるため尿量を通常より増やし、逆効果となるため水分補給として適していません。

熱中症になってしまったら(基本的な応急処置)

  1. 涼しい日陰や冷房の効いた室内などに移動する
  2. 衣類をゆるめて休む
  3. 体を冷やす
    氷や冷たい水でぬらしたタオルを手足に当てる
    氷や冷たい水がない場合は、タオルやうちわ、衣服などを使ってあおぎ、風を送って冷やす
  4. イオン飲料などで水分を補給する
  5. 自力で水分がとれない場合や、意識がもうろうとしている場合は救急車を呼ぶ

予防対策として情報を活用しましょう

近年、熱中症による救急搬送人員、死亡者数が高い水準で推移していることから、環境省と気象庁は令和3年度から「熱中症警戒アラート」を全国で運用しています。環境省では熱中症の危険性や危険度を事前にお知らせしてくれるメール配信サービスを提供していますので、有効に活用しましよう。

熱中症警戒アラートとは

「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。

熱中症警戒アラートの詳しい情報はこちら

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)とは、人間の熱バランスに影響の大きい

気温 湿度 輻射熱(ふくしゃねつ)

の、3つを取り入れた温度の指標です。
熱中症の危険度を判断する数値として、環境省では平成18年から暑さ指数(WBGT)の情報を提供しています。

暑さ指数(WBGT)の詳しい情報はこちら

その他 熱中症に関する情報はこちら

このページに関するお問い合わせ

医療保健部 健康推進課
電話:0577-35-3160 ファクス:0577-35-3173
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。