二之宮神社のケヤキ
- よみ
- にのみやじんじゃのけやき
- 県指定年月日
- 昭和45年4月7日
- 所有者
- 二之宮神社
- 所在地
- 高山市漆垣内町宮ノ後546番地
- 樹齢
- 800年から900年
- 員数
- 1本
- 法量など
-
目通り6.2メートル、高さ約26メートル
解説
二之宮神社境内の東南隅に位置する。樹齢は800年から900年で、幹の東南面の枯れた部分に等身大の神像が彫刻されている。
伝説によれば、むかしこの古木が枯れようとしたとき、氏子はもちろん朝夕この神木を眺めてきた郷内の人々は、手の施しようもなくただ嘆き悲しむばかりであった。たまたま八百比丘尼という尼僧が通りがかり、この神木をしばらく見詰めていると、やがて蘇生の祈願をこめて目通りに神像を彫刻し、三拝九拝の後いずこともなく立ち去った。不思議にもその後神木は次第に蘇生の新芽を出し、年と共に枝葉繁盛して今日に至った。
後9尺に2間の堂を建立してこの神像を祀ったが、明治時代末の暴風で堂は破壊されてしまった。そのままになっていたが、県の文化財に指定された昭和45年、彫刻を保護する屋根を新しく設けた。
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