高山白山神社の矢立スギ

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ページ番号 T1000998  更新日  令和3年12月21日

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よみ
たかやまはくさんじんじゃのやたてすぎ
県指定年月日
昭和32年3月25日
所有者
一本杉白山神社
所在地
高山市八軒町3丁目9番地
樹齢
推定1200年
員数
1本
法量など

目通り約7メートル、高さ約25メートル

解説

 老杉の割には樹高は低く、幹の南側、地上に接する部分に長さ5.5メートル、幅50センチメートルの損傷がある。樹幹に空洞があるが、枝はよく繁る。この大スギは古来神木として尊崇せられ、逆杉又は一本杉と呼ばれる。一本杉の名は神社名又は地名としても用いられている。神社の宝物として一本の尖根鏃が保存されているが、中世出陣する武士が吉凶を占うためにこの大スギに射立てたものである。慶応2年(1866)8月の暴風で枝が折れて発見された。
 「矢立杉」の民俗資料としても、県下唯一の有名な大スギである。
 昭和30年以降、数回にわたって太い枝が折れたり、花火のいたずらで火災になったこともあった。中央部が空洞化し、腐朽がすすんで全体が倒れてしまう恐れがあったので、平成3年度に307万2000円をかけて頂部切り取り、ワイヤー張り、防腐処理を行なった。

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