おたふくかぜについて

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ページ番号 T1019010  更新日  令和5年12月13日

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おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)とは

ムンプスウイルスによる飛沫感染症です。潜伏期間は2~3週間で、主な症状は、発熱と唾液腺(特に耳下腺)の腫脹・疼痛です。耳下腺の腫脹は発症後1~3日がピークで、1週間ほどで消退します。疼痛は唾液の分泌により強くなります。発熱は数日続き、頭痛、倦怠感、食欲減退、筋肉痛、首の痛みなどを伴うことがあります。症状が出る数日前から、症状が出て9日後頃まで唾液の中にウイルスが出ているので、この間は唾液が感染する原因になります。年長児や成人が感染すると、症状がさらに著明で合併症の頻度が高くなります。合併症で最も多いのが無菌性髄膜炎で、頻度は少ないですが、脳炎、膵炎、精巣炎、卵巣炎、難聴などがあります。
おたふくかぜ及びその合併症の治療は基本的に対症療法です。感染予防には予防接種があります。

予防接種について

おたふくかぜの予防接種は任意接種のため、接種を希望する方は全額自己負担になります。(市では助成を行っておりません。)

対象者、接種回数

1歳以上、1回
(日本小児科学会では2回が推奨されています。)

効果、副反応

ムンプスウイルスを弱毒化した生ワクチンです。発病防止の有効率は約90%です。

発病は3~6歳が多いため、少なくとも3歳より前に接種することが勧められています。また、低年齢で接種したほうが無菌性髄膜炎の合併頻度が低いことが報告されています。日本小児科学会では、1歳以上2歳未満に1回と、小学校入学前の1年間に1回の、計2回接種を推奨しています。

副反応は、一過性の耳下腺腫脹や発熱がみられることがあります。また、まれに無菌性髄膜炎の報告があります。

接種を希望される方

医師とご相談の上、接種してください。接種料金は接種をする医療機関にお問い合わせください。

このページに関するお問い合わせ

医療保健部 健康推進課
電話:0577-35-3160 ファクス:0577-35-3173
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。