高山市の農業
令和5年版 高山市の農業
農家戸数や農地面積、農畜産物の生産販売額、主な品目の紹介などをまとめた、「令和5年版高山市の農業」をPDFファイルで掲載します。
- 表紙 (PDF 135.4KB)
- MAP (PDF 1.7MB)
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位置・気象条件 (PDF 164.5KB)
【気象条件】内陸性気候で寒暖の差が大きく、特に夜間の冷え込みが厳しい。
年間平均気温11.4℃ 年間降水量1,776.5mm
夏日(最高 25℃以上)年間110.5 日 冬日(最低 0℃以下)年間112.5 日
(気象庁データ1991年~2020年 高山平年値) -
農家 (PDF 92.4KB)
・令和4年現在の総農家数は3,569 戸、うち販売農家数は1,992戸で全体の56%、自給的農家は1,577戸で全体の44%となっています。(2020農林業センサスより)
・令和5年4月現在の認定農業者数は547経営体(うち法人89経営体)と岐阜県内で一番多く、農業者の経営改善を進めるため高山市農業経営改善支援センターを設置し、効率的かつ安定的な農業経営の支援を行っています。
・平成21年度より「就農移住支援ネットワーク会議」を設置し就農移住を推進しており、農業を目指す方の就農相談から就農研修、就農後のサポートまで総合的な支援を行っています。 -
農地 (PDF 115.6KB)
・令和4年現在の耕地面積は4,540ヘクタールで、うち田は66.2%の3,010ヘクタール、一戸当たり平均耕地面積は約 1.3ヘクタールです。(農林水産省統計資料より)
・「中山間地域等(とう)直接支払事業」では94協定が締結され、1,245ヘクタールの農地が対象になっており、各集落では、農業・農村の持つ多面的機能を発揮させるため、棚田の保存、地域環境の美化、昆虫類の保護などの活動を行っています。(令和5年現在)
・「多面的機能支払交付金事業」では74地域で協定が締結され、2,927ヘクタールの農地が対象になっており、各集落では、地域住民が一体となって農村地域の資源(農地・農業用水・ため池等)を保全(長寿命化)するための共同活動などを行っています。(令和3年現在) -
農業生産1 (PDF 141.0KB)
農業生産は年間200億円を超える販売額があります。令和4年の生産販売額は約241億円であり、うち共同出荷される飛騨ほうれんそうや飛騨トマトなど高冷地野菜が111.1億円と全体の45.9%を占めています。飛騨牛として全国ブランドとなった肉用牛など畜産は105.1億円で全体の43.5%、米は14.8億円で全体の6.1%です。(高山市農政部調べ) -
農業生産2(販売額の推移) (PDF 100.9KB)
主要5品目である水稲、トマト、ホウレンソウ、肉用牛、乳用牛の販売額の推移を掲載しています。
令和4年の販売額は、水稲14.8億円、トマト43.1億円、ホウレンソウ40.2億円、肉用牛69..4億円、乳用牛11.4億円です。(高山市農政部調べ。※トマト、ホウレンソウはJA共同出荷額)
主な産地のあらまし
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ホウレンソウ (PDF 181.0KB)
高冷地の冷涼な気象条件を利用した飛騨ほうれんそうの栽培が盛んです。飛騨ほうれんそうの栽培は昭和40年頃から本格的に始まり、当地で開発された雨除け施設栽培(ビニールハウス)による技術の普及と水田転作により栽培面積が拡大し、現在では市町村別の生産量が全国1位となっています。夏場は生育期間が1カ月ほどと短く年間5連作も可能であり、4月から11月まで京阪神を中心に中京、京浜の市場へ継続して出荷されています。 -
トマト (PDF 154.3KB)
高冷地の自然条件を活かした雨除け施設栽培(ビニールハウス)により栽培される飛騨トマトは、7月から11月まで京阪神を中心に中京、京浜の市場へ出荷されています。栽培体系の統一と共同選果場の設置により品質の向上と均一化を図り、飛騨地域全域での共同販売・共同計算を行うとともに、共同選果場においては出荷者ごとに毎日抜き取り1週間保存するなど安全、安心な生産に努めています。 -
水稲 (PDF 167.7KB)
水稲は、主食用のうるち米として食味の良い「飛騨コシヒカリ」を中心に「飛騨ひとめぼれ」のほか、もち米の「たかやまもち」、酒米の「ひだほまれ」などを栽培しています。米の食味の良さは全国コンクールなどでも高く評価され、平成25年には「飛騨高山おいしいお米プロジェクト」を立ち上げ、食味の良い米の生産と観光との連携による「飛騨米」のブランド化を推進しています。 -
肉用牛 (PDF 202.7KB)
令和4年現在で148戸の繁殖・肥育農家により11,475頭の肉用牛が飼育されています。子牛を生産する繁殖牛は、夏山冬里方式により春から秋の期間は自然環境豊かな牧場に放牧され、牛の健康増進と生産コスト低減が図られています。「安福号」の系統を引き継いだ長年の種雄牛づくりと飼育技術の向上により、「飛騨牛」ブランドが確立されてきました。食肉センターで処理加工された枝肉は海外へも出荷されています。 -
乳用牛 (PDF 106.6KB)
令和4年現在で11戸の農家により993頭の乳牛が飼育され、年間約8,537トンの生乳が生産されています。自然豊かな飛騨の地で生産された生乳は、その日のうちに処理加工され、新鮮な製品が消費者へ届けられています。 -
林業1(森林の現況) (PDF 112.3KB)
令和3年現在の森林面積は200,422haで市域全体の92.0%を占めています。このうち国有林は80,667haと市域森林の40.2%を占めています。民有林は119,755haで、そのうちスギやヒノキなどの人工林は45,280haと37.8%を占めています。また、このうち間伐を必要とする林齢11年生~45年生(3齢級~9齢級)の森林は13,513haと民有林人工林の29.8%を占めています。(岐阜県森林・林業統計書より) -
林業2(森林整備の状況) (PDF 314.8KB)
平成25年度から令和4年度までの10年間の間伐実績は9,511haと、対象となる森林の約70%となっています。間伐材が利用されず森林内に放置されることが多く、資源の有効利用の観点から間伐材の利用拡大が課題となっています。市補助事業(緑の保全事業)を活用した間伐材搬出量は令和4年度実績で21,644㎥となりました。 -
地域特産物 (PDF 394.1KB)
高山市で生産されている地域特産物を紹介しています。
飛騨紅かぶ、飛騨ねぎ、菌床しいたけ、飛騨メロン、あきしまささげ、宿儺かぼちゃ、夏ダイコン、タカネコーン、飛騨りんご、飛騨もも、山ブドウ、トルコギキョウ、キク、高原山椒、そば、えごま(あぶらえ)
添付ファイル
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このページに関するお問い合わせ
農政部 農務課
電話:0577-35-3141 ファクス:0577-35-3166
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