地域の医療体制を守るために
市では人材不足などの医療提供体制に関する課題を解決するために、様々な取り組みを行っています。安心して必要な医療を受けられる体制を安定的に維持するため、皆さまのご理解とご協力をお願いします。
市内の総合病院と連携協定を締結しました
高山市は、令和5年8月1日、市内にある総合病院(高山赤十字病院、久美愛厚生病院)と連携に関する協定を締結し、共に医療人材の育成・確保などに地域の医療課題に連携して取り組むこととしました。
ポイントは以下の3つです。
(1)医療を志すなら一度は飛騨高山へ
医師を志すのであれば一度は飛騨高山へと思っていただけるような地域となるように、3者が地元の医療(介護)などの関連機関や大学と協力し、確実に人材を育成していく。連携して取り組みを進めることで「地域における臨床・教育・研究を行う場の共創」につなげていきます。
(2)地域格差による医療格差を解消
この地域に住んでいることによって、みすみす失われてしまう健康や命があってはなりません。日本一広い市域を持ち、かつ、大学病院などの高度医療機関とのアクセスに課題がある飛騨高山において、遠隔地に住んでいても必要で適切な医療が受けられるよう、オンライン診療機能を有した移動診療車の活用やIT活用による遠隔医療技術の導入など、医療DX化の取り組みを両病院や大学と連携して進めていきます。
(3)3者の思いの共有
今、しっかりと医療をとりまく課題に向かい合わなければ、これからの飛騨高山、飛騨圏域の医療は成り立って行かないという危機感と、それに立ち向かう思いを共有していきます。
医療DX(がん医療対策ネットワーク形成事業)の導入による高度医療機関との連携について
高山市は、デジタル田園都市国家構想交付金の採択を受けて、令和6年度において医療DX(かん医療対策ネットワーク形成事業)の導入支援を行います。
高山赤十字病院、久美愛厚生病院及び岐阜大学、名古屋大学の高度医療機関をつなぐ「医療情報共有システム」「遠隔手術支援システム」を導入し、高度医療を市内で完結させ、市民の負担と将来の不安が軽減される地域医療を目指します。
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事業概要【がん医療対策ネットワーク形成事業】 (PDF 2.7MB)
詳細はこちらをご覧ください。
高山市の医療に関する進学・就職支援制度について
岐阜県、高山市、市内病院では以下のような支援制度を設けております。それぞれご覧いただき、利用をご検討ください。
臨床研修医、医学部実習生への助成について
市では、臨床研修医や医学生の皆さんに市内で研修等(市と大学や医療機関との協定等に基づき実施されたものに限る)を受けていただくことにより、将来の高山市の医療現場で働いていただくきっかけ作りとしていただくことを目的に実習にお越しいただく費用の一部を助成しています。
例
臨床研修医 交通費+宿泊費
医学生 大学⇔高山までの往復交通費+交通費+宿泊費
飛騨メディカルハイスクールについて
市では、未来の地域医療を担う人材の育成・確保を目的に、飛騨圏域の医療機関と行政が一体となって、高校生の「知りたい」「なりたい」を応援しています。興味のある高校生の皆さん、是非ご参加ください。
詳しくは以下のページをご覧ください。
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このページに関するお問い合わせ
医療保健部 医療政策課
電話:0577-35-3177 ファクス:0577-35-3173
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