はじめよう プレコンセブションケア
今の私たちの過ごし方が、未来の自分をつくる プレコンセプションケア
プレコンセプションケアとは
性別を問わず、適切な時期に性や健康に関する正しい知識を持ち、妊娠・出産を含めたライフデザイン(将来設計)や将来の健康を考えて健康管理を行う取り組み。
早い段階から正しい知識を得て、健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、未来のこどもの健康の可能性を広げます。
結婚や妊娠・出産、子育ては、それぞれの価値観や考え方が尊重されるべきものです。ただ将来、妊娠、出産を望んだとき「選べる自分」でいるためには、正しい知識を、適切な時期に知っておくことが必要です。
いまは結婚や出産のことを考えていなくても、プレコンセプションケアを実施することでいまの自分がもっと健康になって、人生100年時代の満ち足りた自分の実現につながります。
自分が健康でいるために
まずは自分のからだの状態を知ることから始めましょう
1.プレコンチェックシート
もっとすてきな自分になるために、未来の家族のために、できることから始めて、1つずつチェック項目を増やしていきましょう。
2.適正体重を知る
やせも肥満も不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。
栄養不足による若い女性のやせ(BMI18.5未満)は貧血や将来の骨粗鬆症の原因になります。一方、栄養過多や太り過ぎ(BMI25以上)は、将来、糖尿病や高血圧などさまざまな病気のリスクを高めます。やせも肥満も、不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。男性の肥満も不妊のリスクを高める報告があり、注意が必要です。
BMIを計算して、いまの体重を評価してみましょう。
| 計算方法 | BMI = 体重(kg)÷ 身長(m) ÷ 身長(m) |
|---|---|
| 適正BMI | 18.5〜24.9 |
自分の生まれた体重を知っていますか?近年、出生体重が軽い人ほど、大人になってから心筋梗塞、脳梗塞や高血圧など生活習慣病を発症するリスクが高いことがわかってきました。
自分の生まれた週数や体重を確認しておきましょう。自分の特徴を知っておくことで、病気の発症を予防することができます。
3.からだの中を知る
体重だけではからだがよい状態(健康)であるのか判断ができません。また、その時の生活によって、からだの状態は大きく変わります。自分のからだがよい状態であるのかを知るため、年に1回は健康診断を受けましょう。健康診断を受けることで、自分のからだの特徴がわかり、毎年受けることで変化を確認することができます。こどもを産み、育てたい、と思ってからでなく、もっと前から自分のからだの状態を確認しておきましょう。
市では、15〜39歳の方を対象に健康診査を実施しています。その他、各年齢ごとにがん検診、歯周疾患検診、骨粗鬆症検診も実施しています。詳しくは下記のリンクを参照
健康診査受診後は、健康相談にお越しください。健康診査結果から自分のからだの状態はどうか、また生活について、保健師や管理栄養士が一緒に考えていきます。特に妊娠を希望されている方はぜひご利用ください。ご夫婦での相談もお気軽にどうぞ。
来所される際は健康診査結果をお持ちください。予約不要ですが、事前にご連絡いただくとスムーズにご案内できます。(こども家庭センター 母子保健係 電話 0577-57-8001)
4.あなたに必要な「ヘルスケアの知識とケア」
国立成育医療研究センター作成の「プレコンノート」はプレコンセプションケア (プレコン)を初めて聞いた方でも実践できる取り組みの方法です。プレコンについて知り、実践するための計画を立て、実践する、の3部構成となっています。項目が多いので、できるところからで大丈夫。少しずつできた項目を増やしていきましょう。
感染症検査やワクチン接種
若い人の間で、性的接触を介して誰もが感染する「性感染症」が増えています。感染しても無症状であることが多く、治療に結びつかないケースが多く見られます。また性感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。思い当たることがある人は、婦人科・泌尿器科に相談して、しっかりと治療することが大切です。保健所でも検査や相談を行っています。
風しん抗体検査とワクチン接種
妊娠中にかかると、赤ちゃんに影響を与える恐れのある感染症の一つに風しんがあります。妊娠中、とくに妊娠20週までに風しんに感染すると、赤ちゃんが先天性風しん症候群を発症し、心臓の病気や白内障、難聴を患うリスクが高まります。女性だけでなくパートナーや家族もワクチンを接種して、妊婦さんに感染させない環境づくりが大切です。
岐阜県では、風しんの抗体検査(十分な免疫を持っているかどうかを調べる)を無料で行っています。十分な免疫がなかった場合には、ワクチン接種の助成も行っています。妊娠中はワクチン接種ができないため、妊娠を考える前に検査を受け、必要があればワクチン接種をしておきましょう。
はじめよう プレコンセプションケア
プレコンセプションケアに関する正しい知識をさまざまな形で発信している、こども家庭庁のウェブサイトです。
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不妊治療に関する情報
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このページに関するお問い合わせ
こども未来部 こども家庭センター
電話:0577-35-3179 ファクス:0577-35-4884
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