『松倉城跡総合調査報告書』の刊行、販売

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ページ番号 T1021005  更新日  令和6年9月26日

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『松倉城跡総合調査報告書』を刊行しました。

松倉城跡総合調査報告書の表紙写真
『松倉城跡総合調査報告書』

高山市では、令和5年度に岐阜県指定史跡「松倉城跡」の総合調査の成果をまとめた報告書を刊行しました。
報告書では、松倉城跡とその周辺の測量調査や、初めて実施した発掘調査、中世から現代までの文献史料調査などの成果を収録しています。

書名:高山市埋蔵文化財調査報告第35号『松倉城跡総合調査報告書』
体裁:A4版、196ページ
価格:1,700円
販売部数:200部

報告書は、高山市図書館煥章館、各支所の図書館分館、飛騨高山まちの博物館、風土記の丘学習センターで閲覧していただけます。また、奈良文化財研究所が運営する「全国遺跡報告総覧」でも公開しています。

『松倉城跡総合調査報告書』の内容

章立て

内容

第1章 調査の経緯

調査に至る経緯や調査の体制、経過などを掲載。

第2章 立地と環境及び研究史 松倉城跡の立地の特徴や周辺の地理的、歴史的な様相、地質の概要のほか、これまでの調査、研究の歴史。
第3章 史料調査 松倉城跡に関する文献調査や絵図について。
第4章 測量調査 測量調査による山頂部の平面図と本丸、三ノ丸、出枡形虎口の石垣立面図を掲載。また、赤色立体地図から城の構造を考察。
第5章 発掘調査 初めて本格的に実施した発掘調査により、本丸内曲輪をめぐる石塁、二ノ丸の礎石建物跡、三ノ丸の埋門、櫓台の階段、出枡形虎口での破城の痕跡などを確認。
第6章 石垣石材調査 松倉城跡の石垣の石材について分析。
第7章 歴史的地理調査 城下町の景観を復元するため、松倉城跡周辺の字名や伝承などを調査。
第8章 近世以降の履歴調査 江戸時代から現代まで、松倉城跡と山麓周辺がどのように扱われ、土地利用や開発が行われてきたかを調査。
第9章 各論
  1. 「文献資料から探る松倉城跡の歴史」堀祥岳氏(こくふ歴まちネット代表)
  2. 「松倉城下の空間構造」山村亜希氏(京都大学教授)
  3. 「松倉城の石垣」加藤理文氏(公益財団法人日本城郭協会理事)
  4. 「日本城郭史上における松倉城跡」中井均氏(滋賀県立大学名誉教授)
第10章 総論 発掘調査で判明した城の構造や、石垣の築き方の違いによる2時期の想定、「土の城」から「石の城」、さらには「破城」への移行などについて考察。
図版 調査の写真
附編 松倉城跡関連史料

 

『松倉城跡総合調査報告書』の販売について

『松倉城跡総合調査報告書』は、飛騨高山まちの博物館で販売いたします。詳細は飛騨高山まちの博物館へお問い合わせください。

飛騨高山まちの博物館
住所:郵便番号506-0844岐阜県高山市上一之町75番地
電話番号:0577-32-1205
ファクス番号:0577-35-1970
メールアドレス:machihaku@city.takayama.lg.jp

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 文化財課
電話:0577-35-3156 ファクス:0577-35-3172
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。