学校長あいさつ
学校長
大坪 稔
学校長あいさつ
“強さ”と“たくましさ” + “しなやかさ”
松倉中学校2年目となりました 校長の大坪 稔 です。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
さて、今年は松倉中学校創立80周年。節目となる年となります。左のロゴはある若い先生が、チャットGPTを使って作ってくれました。「こんなのでどうですか?」と図案をもってくるまでに10分とかかりませんでした。若い先生たちの感覚とICTの使いこなし方にびっくりした次第です。
松倉中学校に残っている一番古い「卒業アルバム」は昭和25年度の卒業生のものです。当時は松倉中学校ではなく「第二中学校」。建っていた位置も今の場所ではなかったそうです。アルバムには授業風景やクラス写真などがありましたが、当時はどのクラスも50人以上の大所帯であり、小さめの机が教室内にギシギシに詰まっていたようでした。
私は一枚の写真に目が留まりました。それはこの「生徒議会」の写真です。立って熱弁をふるっている方が生徒会長なのでしょうか。また、議員と思われる方々が何人も挙手をしています。“決”をとっている場面か意見を求めている場面かは定かではありませんが、議会の盛況な様子が伝わってきます。
よくよく見ると、黒板(赤く囲われた箇所)に議題が書かれています。拡大してみると力強い文字で、「文化展」「校内美化週間」「新聞社」「放送局」などと書かれていました。圧巻は「賞罰委員会」という議題です。頑張った仲間に「賞」を与えようという動きは何となく分かりますが、「罰」を与えるということまで生徒会で決議していたのでしょうか。実際にはどんな「罰」や「ペナルティ」だったのか定かではありませんが、生徒同士がこのことを議題として意見を出し合ったことを想像してみるといろんな情景が頭に浮かんできます。
生徒会活動の根底にあるのは「自治の精神」です。
「自分たちの生活を自分たちで良くする」
「自分たちで自分たちの質を高める」
「自分たちで自分たちの松倉中学校を過ごしやすくする」
こういった精神が、80年前から当たり前のように培われていたことに触れ、松倉中学校の先輩たちの「強さ」と「たくましさ」を感じずにはいられません。現代に生きる松中生にも、このような「強さ」と「たくましさ」を身に付けて欲しいと願っています。
一方で今の世の中は「複雑」「曖昧」「不確実」であり常に「変動」しています。先の読めない世の中を生きていく子どもたちは「強さ」と「たくましさ」だけでは生きていけません。さらに時代の流れに応じて「しなやか」に順応していくような力も必要です。例えば、めざましく進化するICTやAIなどはこれから先の世の中では必要かつ不可欠なものになっていくことでしょう。それらに振り回されるのではなく共存するような「しなやかな力」を蓄えることも大切ですよね。このように、目の前の複雑さに惑わされず、“しなやかに対応する力”も、家庭と連携しながら培っていきたいと考えています。
創立80周年という節目の年を迎え、松倉中の伝統を創り、守り、育ててきた諸先輩方の思いを振り返りながら、令和8年度も活力ある松倉中学校をつくり上げていきたいと思います。

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