学校長あいさつ

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ページ番号 T1009768  更新日  令和6年5月20日

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学校長

牧野 直美

学校長あいさつ

 26人の新入生を迎え、全校児童120人、職員29人で令和6年度をスタートしました。三枝小学校のよさは、
「み」んなが一生懸命な学校、
「え」がおいっぱいの学校、
「だ」れもが優しい学校  だととらえています。
 児童数が多くはないので、授業、当番活動、掃除、行事など学校生活の中で子ども達一人一人が果たす役割が大きいです。そして、子ども達は、一生懸命、知恵を働かせ、願いに向かって、努力しています。また、1年生から6年生までが一緒になって活動するさえぐさ活動では、上級生は下級生に優しくすることを学び、下級生はそんな上級生に憧れ、お互いを大切にしようとする気持ちが育っています。この気持ちは、多くの笑顔につながっています。
 さらに、この三枝小のよさは、保護者の皆さんのご協力、ご支援はもちろん、地域の方々の子ども達への温かい気持ちからも育まれていることだと思っています。登下校の際の声かけ、交通安全の見守り、学校環境の整備をしてくださる方々、ホタルの飼育やかぶら市といった学校の特色ある活動を支えてくださる方々、防災教育、花づくり、読み聞かせ、職場体験など地域サポーターとして子ども達の学びを支えてくださる方々など数えきれないくらい多くの方に学校は支えられ、子ども達は大切にされているのです。
 昨年度卒業していった子ども達は、「1級建築士になるには、算数と図工が得意なら大丈夫と励ましてもらった。」「人とかかわる楽しさを知ったので、もっと多くの人と関わってみたい」「ものづくりの楽しさを知ったので、将来やってみたい。」と保護者や地域の方から励ましていただいたことや学んだことを語っていました。こうして語ることができるのは、様々な教育活動を通して、ふるさとを知り、人の想いや生き方に触れて学んできた成果でもあります。
 学校の役割は、全職員で子ども達一人一人の学びを保障することだと私は思っています。学びは、教科書から学ぶことばかりではありません。学校での様々な取組を通して、課題を乗り越え、周りの人とのかかわりの中で学ぶこともあります。今後も、教育目標である「三枝を愛し 志高く 自立する子」を育むために、仲間や保護者、地域の方々などまわりの人とのかかわりの中で、ふるさとのよさを学ぶことや自分の願いをもってチャレンジしていく過程を大切にした学びを継続していきたいです。
 特に、今年度は、自立するための力を、「考えをもち、対話しながら創り出す力」ととらえ、次の2つの姿をめざしていきます。
□自分の思いを伝え、よりよいものを求めて活動できる
 学習の中でも、活動の中でも、自分の考えや思いだけにとどまらず、資料や実験、実物などで確かめたり、お互いの見方や考え方を交流したりする中で、多様な考え方に触れ、自分の考えや思いをより確かなものにしたり、別の方法で解決したりと、粘り強く取り組むことやよりよいものを創ろうと努力することを大切にしていきます。
□まわりの人とかかわり、互いの信頼を大きくすることができる
 願いを達成する営みや創造的な活動の中で、自ら声を出して呼びかける、呼びかけに応えるなど、自分からまわりの人にかかわったり、お互いに助け合ったり、思いやったりして理解を深め、信頼を大きくする喜びを実感させていきたいです。

 学校が子ども達にとって安全で安心して学ぶことができる場所であり、自分の力を伸ばすことができる場所であることを第一に考え、子ども達の成長には、一人一人の頑張りや努力だけでなく、それを支えてくださる多くの方の励ましがあることに感謝しながら、子ども達の願いを大切にした授業や活動を保護者や地域の方々と一緒に創っていきたいです。
 今年度も引き続き、本校の教育活動に皆さまのご理解とご協力をいただきますよう、どうぞ、よろしくお願いいたします。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 学校教育課
電話:0577-35-3154