肉用牛

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ページ番号 T1002687  更新日  令和4年4月1日

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肉用牛

肉用牛は高山市畜産生産額の約67パーセントを占めています。自然豊かで空気も水もきれいな高山の地は肉用牛の生産が盛んで、愛情豊かに育てられ肥育された牛のなかで肉質の良いものが「飛騨牛」として出荷されます。平成14年に岐阜県で開催された第8回全国和牛能力共進会では、出品牛が大会最高賞(内閣総理大臣賞・最優秀枝肉賞)を受賞し、平成19年に鳥取県で開催された第9回全国和牛能力共進会においても最優秀枝肉賞を受賞し枝肉の部で2連覇を成し遂げるなど品質も高く、全国的に「飛騨牛」ブランドが認知されています。 また飛騨ミートセンターでは、タイ・マカオに続き、シンガポールや香港、フィリピン、EU、ニュージーランド、ベトナム、米国、カナダ、ミャンマー、台湾、アルゼンチン、オーストラリアへの飛騨牛の輸出を行っており、世界への輸出が拡大しています。

飛騨牛とは

飼養期間が最も長い場所が岐阜県であり、飛騨牛銘柄推進協議会登録農家制度にて認定・登録された生産者により、14カ月以上肥育された黒毛和種の中で日本食肉格付協会の実施する枝肉格付において、歩留等級がAまたはBで、肉質等級が5等級・4等級・3等級に格付された牛肉のみに与えられる銘柄です。
飛騨牛のおいしさの特徴は、

  1. きめが細かくサシが適当で芳醇な味がする。
  2. 肉色が鮮やかである。
  3. 無駄な脂肪がつきすぎていない

などがあげられます。

飛騨牛

飼育形態

経営の種類は三つあります。

(1)繁殖経営
子牛を生産し、生後約9カ月まで飼養し、子牛市場に出荷販売する経営です。低コスト生産の目的で、「夏山冬里方式」で飼養されています。妊娠した母牛は夏には放牧に出され、冬には牛舎に帰ってきます。高山市には5つの市営牧場があり、すばらしい環境の中のびのびと過ごしています。
奇数月の上旬(通常、第1金曜日・土曜日)には、飛騨家畜流通センターで飛騨子牛市場が開催され、全国トップレベルの高値で子牛が取引されています。

放牧風景の写真
牧場放牧(5月下旬から10月下旬)

子牛市場の写真
飛騨子牛市場(奇数月開催)

(2)肥育経営
子牛市場から購入された子牛を約20カ月間肥育し、 出荷販売する経営です。高山で肥育された牛は、ほとんどが市内にある飛騨ミートセンターに出荷され枝肉処理をされます。

肥育牛の写真
肥育牛

(3)一貫経営
繁殖・肥育を一貫して行う経営です。

子牛

牛えさやり


このページに関するお問い合わせ

農政部 畜産課
電話:0577-35-3142 ファクス:0577-35-3166
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。