高山駅西地区まちづくり構想の方向性

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ページ番号 T1016570  更新日  令和4年12月15日

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高山駅西地区まちづくり構想の策定に向けた、基本的な考え方や方向性などの案をまとめました。

構想策定の基本的な考え方

まちづくり構想の策定に向けて、基本的な考え方を以下の4点にまとめました。

  1. 高山市シビックコア地区整備計画、高山市総合交流センター基本構想、高山市都市基本計画のほか、高山駅西地区まちづくり基礎調査で示された方針や機能を踏まえ取り組む
  2. 駅東地区にあっては、古い町並や商店街など、これまで培ってきた歴史と伝統を大切にしつつさらなる発展に向けたまちづくりに取り組むのに対して、駅西地区にあっては、利便性の高い住環境の形成に加え、多様な交流が生まれることでより豊かな市民生活を送ることができるよう、高山駅に近接する地区だけではなく西側地域を一体的に捉えた新たなまちづくりに取り組む
  3. 総合交流センターの検討にあたっては、老朽化が課題である市民文化会館や総合福祉センター等の公共施設の再整備の要素を加えて取り組む
  4. 公共交通の拠点であることに加え、中心市街地の西側外縁部という立地を踏まえ、交通結節点としての機能強化に取り組む

まちづくりの方向性と考えられる取り組み

まちづくり構想を策定するうえでのまちづくりの方向性は次の通りです。

(1)市民交流・生活支援拠点の形成

交流、行政機能などの都市機能の集積と強化をすすめます。

考えられる取り組み

  • 感動と学びそして笑顔あふれる空間を創出するための複合・多機能施設の整備
  • 自然豊かなゆとりある都市空間と憩いの場の創出(公園の再整備等)
複合・多機能施設の機能(例)

整備をすすめる複合・多機能施設をイメージするため、想定される機能や内容を以下のとおり例示します。

あくまで例示ですので、今後の意見交換や意見募集などを踏まえて、まとめてまいります。

 機能

内容

文化芸術機能

生涯学習機能

福祉機能

子育て支援機能

交流機能

情報発信機能

防災機能

商業機能

  • 芸術鑑賞や講演会等の開催が可能な文化ホール
  • 子どもや若者、高齢者や障がい者、外国人など、誰もが楽しみ、生きがいを持ちながら、様々な活動や交流ができるスペース(研修、教養講座、相談、創作活動、健康増進活動、福祉活動など)
  • JRや路線バスの待ち時間に気軽に立ち寄れるとともに、自由に休憩や学習、本・インターネットの情報などに触れることができるスペース
  • 季節・天候に左右されず子どもが遊ぶことができるスペース
  • イベントなどができるオープンスペース
  • ものづくり技術や文化芸術の成果、美術品を展示・発表するなど、市の産業や文化などの情報を発信できるスペース
  • 災害など公共交通機関が停止した際の一時滞留(避難)スペース
  • 地域特産物等の物販やサービス提供などの商業スペース(民間主体による機能の併設)

※公的機能においては、市民文化会館、総合福祉センター、勤労青少年ホーム・女性青少年会館の機能を集約します。

 

(2)利便性の高い良好な住環境の形成

住環境と商業・業務機能が調和したまちづくりの促進します。

考えられる取り組み

  • 商業系用途地域への変更や地区の特性を活かす地区計画等の策定
  • 住環境の維持・向上のための身近な緑の確保や良好な市街地景観の形成

(3)公共交通拠点の形成

鉄道やバス、タクシー等の公共交通の拠点に隣接し、また中心市街地の外縁部にあたる駅西地区としての基盤的機能の整備をすすめます。

考えられる取り組み

  • 高山駅や周辺施設並びに中心市街地外縁部の駐車場として、駅西地区の駐車場需要への対応や駅東方面への車両流入抑制につながる十分な駐車スペースの確保
  • 交通体系の構築やアクセス道路整備による円滑な車両通行の確保
まちづくりの方向性等のエリアゾーンニング

上記3つの方向性等を大きなエリアゾーニングで示したものが次の図です。なお、現段階ではエリアを広くとらえたゾーンニングであり、具体的な配置や設定は今後すすめていきます。

留意事項

高山駅西地区まちづくり構想の策定や推進にあたっては、次の点に留意して進めることとします。

(1)市民とともに取り組む

高山駅周辺は、多くの観光客を受け入れる高山市の顔となるエリアであるとともに、交流・生活支援の拠点、公共交通の拠点として多くの市民等が集まるエリアです。そのため、今回の構想は、市民、事業者、団体など、まちづくりに関わる多様な主体の意見を聴き、意見を交換し、まちづくりの方向性等を共有したうえで、高山市に夢と希望が持てるような構想とするとともに、将来にわたり市民と一緒になってまちを創り、魅力を高めていく必要があります。

(2)官民が連携して取り組む

地域の活性化と持続的なまちづくりを進めていくためには、行政による公的機能の整備だけでなく、事業者による商業機能などの整備、地域活性化に向けた地域団体等の活動、景観形成・緑地の確保など、多様な主体と協働・連携しながら地域一体となったまちづくりをすすめていく必要があります。

また、今回の構想で取り組む複合・多機能施設は、大規模な公共施設であるため、建設から運営に至るまで、事業者のノウハウ等を活かしたPPP手法の活用も含めて検討をすすめる必要があります。

(3)中心市街地活性化と連動して取り組む

中心市街地に位置する高山駅西地区の役割を明らかにし、中心市街地全体における活性化と連動させることが重要です。

そのため、今回の構想の策定に併せ、中心市街地活性化基本計画を見直し、一体的に取り組む必要があります。

構想策定に向けた意見の募集

高山駅西地区まちづくり構想の方向性などをお示ししておりますがが、今後市民の皆さまや各種団体や事業者の方などとの意見交換や意見募集などを行ってまいります。

高山市に夢や希望が持てるようなより良い構想としていくため、今回の内容をはじめ、高山駅西地区のまちづくりについてのご意見やご要望をお聞かせください。

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このページに関するお問い合わせ

総合政策部 総合政策課
電話:0577-35-3131 ファクス:0577-35-3174
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