AED(除細動器)

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ページ番号 T1000367  更新日  令和6年3月1日

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AEDとは、どんなものか

致死性の不整脈が発生した人に対して、医師が行うもっとも有効な治療法として「除細動」というものがあります。「除細動」とは言わば心臓に対する「電気ショック」の事です。

従来は「除細動」という行為は医師法などにより、医師や一定の医療従事者のみが行えるものであると限定されていましたが、平成16年7月よりAEDに関しては、一般の人が使用しても医師法違反にならず、法的な責任追及も生じない事となりました。

AED(オートメイティド エクスターナル ディフィブリレイター:自動体外式除細動器)とは、機能そのものは医師が使う除細動器と同じものですが、内蔵されているコンピューターが心臓の状態を自動で調べ、除細動が必要かどうかを判断し、音声メッセージで指示をしてくれるという安全性の高い機械のことです。

種類はいくつかありますが、基本的な機能、使用法は共通しています。

基本的な使用法

  1. 電源を入れる(蓋を開ける、電源ボタンを押す)
  2. パッド(シール)を胸に貼る
  3. 除細動ボタンを押す
AED写真1
日本光電 AED3100
AED写真2
日本光電 AED3100
AED写真3
PHILIPS ハートスタート
AED写真4
PHILIPS ハートスタート

AEDによる除細動(電気ショック)ができる対象

呼びかけに反応がない傷病者で、かつ心臓が「心室細動」という状態である場合に、AEDが自動で判断、指示をして除細動をすることができます。

心室細動とは

「心室細動」とは、今まで意識があった人が心疾患、特に心筋梗塞などが原因で突然倒れたような場合に発生することの多い心臓の状態で、余分な細かい電気刺激が発生し、言わば心臓がブルブルと震えている状態です。心臓の機能自体は停止(血液を全身に送り出せない)している為、そのまま放置すると死に至ります。

心室細動に対する治療

「心室細動」に対する根本的な治療は「除細動=電気ショック」(「細動」を「取り除く」という意味)であり、まず、心臓の余分な震えを取り除かないことには何をしてもその人の命を救うことはできません。

高山市のAED設置(屋外設置)について

高山市では平常時、災害時に限らず、いつでも誰でもAEDを使用できるように屋外へのAED設置を推進し、市民や観光客の救命率向上に努めています。

なお地域に偏りがないよう、高山市施設(一部施設を除く)のほか、各まちづくり協議会及び各町内会と協議し、公民館などの施設に設置しています。

  • 高山市施設108施設 (屋外設置98施設)
  • 公民館などの施設160施設 (すべて屋外設置)

 

AED屋外収納箱

壁掛け式AED屋外収納箱の写真
壁掛け式
自立式AED屋外収納箱の写真
自立式

寒冷な環境下におけるAEDの適切な保管などについて(お願い)

冬期間(気温が0度以下となるAEDの保管場所)においては、AEDのバッテリーの出力低下や除細動パッドの凍結などにより正常に作動しない可能性があります。AEDについてできる限り事務所などに一時的に保管場所を移していただき、適切な温度管理を遵守しましょう。

※AED屋外収納箱内のAEDは適切に温度管理されています。

また、AEDが正常に作動しなかった場合には、救急車が到着するまでの間、心肺蘇生法を継続して下さい。

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このページに関するお問い合わせ

高山消防署 救急課
電話:0577-32-9272 ファクス:0577-34-7384
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。