平成23年10月アメリカ合衆国・ペルー共和国
10月16日日曜日
日本航空中部地区支配人との面談
面談者
西和彦(日本航空中部地区支配人)
セントレアにおいて日本航空中部地区の西支配人と面談し、中部地区における国内外の旅客の動向などについて意見交換を行いました。震災後、外国からの誘客の状況については、未だに回復していないのが現状であり、特に円高が回復を遅らせている原因にもなっているなど現状の説明などを受け、今後も行政などと協力し誘客を進めることなどを確認しました。
日本航空成田支店長との面談
面談者
豊島滝三(日本航空成田支店長)
アメリカ渡航前に日本航空の豊島成田支店長と面談し、成田でのJALラウンジにおける高山の地酒や特産品の紹介について協力を依頼しました。
日本政府観光局(JNTO)ロサンゼルス事務所長との面談
面談者
藤内大輔(日本政府観光局JNTOロサンゼルス事務所長)
JNTOロサンゼルス事務所の藤内所長と面談し、アメリカからの誘客の状況、今後の誘客につながる有効な方策などについて意見交換を行いました。
震災後、現在はアメリカからの訪日客は20パーセント減であり、特に最近は円高の影響が大きい。アメリカには全国的なシェアを持つ旅行会社がなく、それぞれの地域にローカルな会社があることから、そうした会社を対象にしたきめ細かな誘客活動が有効であり、ホームページなどを活用して個人を対象にした誘客も必要であるとのことでした。内 ロサンゼルス所長と面談)
加えて、ロサンゼルス事務所は中南米も対象としており、またロサンゼルス地域にはアジア系のアメリカ人もかなり居住していることから、今後はそうした層をターゲットとした誘客活動も有効であると考えます。
JTBロサンゼルス支店長らとの面談
面談者
吉野真史(JTBロサンゼルス支店長)
関 克久(JTB・USAレジャー事業本部長)
堀元直子(JTB日本・アジア旅行部スーパーバイザー)
訪問日に、JTBが主催するトラベル博が開催されており、アメリカから日本への送客の状況などについて意見交換行いました。
アメリカから日本への旅行としては個人旅行客が多く、特に現在はSIT(Special Interest Tour)と言われるような一定の興味のある分野に焦点を当てた旅行が有効であり、農村文化、食文化といった面では高山市は有力な市場であると感じました。
アメリカからの旅行者の興味に合った旅行メニューを開発し、売ることが有効であり、JTBにセールスについての協力を求めました。
南カリフォルニア岐阜県人会会長らとの面談
面談者
ハッピー水谷会長
三浦真次様
八木さちこ様
八木映里香様
ロサンゼルスには、今年で設立100周年を迎えた南加岐阜県人会がありますが、水谷会長を含めた4人の役員と面談をしました。
それぞれが事業を興してカリフォルニアでご活躍されており、また4人のうちお二人が高山市ご出身だったこともあり、今後はカリフォルニアにおける高山市のPRについてより一層の協力を依頼し、快諾を得ることができました。
日本貿易振興機構(JETRO)ロサンゼルス所長との面談
面談者
小林浩人(日本貿易振興機構JETRO・ロサンゼルス所長)
ロサンゼルス事務所はアメリカの中央部から西側にかけて担当しており、その地域における日本製品の取り扱いの現状や、今後の高山市の特産品の展開の可能性について意見交換を行いました。
特に、コロラド州のデンバー市も担当地区であることから、今後、デンバー市との経済交流について協力を依頼しました。
10月17日月曜日
デンバー国際空港内視察
面談者
エリック・ヒラガ(デンバー国際空港国際線誘客戦略部長)
ジェニー・オルソーブルック(デンバー国際空港 オペレーション・セキュリティー部次長)
注:オルソーブルックさんは、昨年の半年間、高山市役所にて研修しています
デンバーに到着早々、両名によりデンバー国際空港内を案内していただき、主に危機対応や空港のオペレーションについて説明を受けた後、普段は入ることが許されない建物の中枢部や滑走路内を視察しました。
デンバー国際空港は市が運営しており、全米で2番目に忙しい空港であり、特にアメリカ中西部におけるユナイテッド航空のハブ空港として重要な役割を占めています。
有事の場合は、即時に担当部署の責任者が一室に集まり対応をする体制が完備されているなど、高山市の危機管理の在り方にも参考になりました。
また、空港利用促進のために、2016年までに市内から空港までの列車によるアクセス、宿泊施設の整備(市が整備して民間に貸し出す)などが計画されています。
デンバー高山姉妹都市委員会主催歓迎レセプション参加
参加者
デンバー高山姉妹都市委員会メンバー50人
デンバー高山姉妹都市委員会主催の関係レセプションに参加しました。永年にわたり両市の友好親善のために協力をしていただいていますサイド・キミコ前委員長を始め、委員会のメンバー、デンバー市関係者、学校関係者、音楽関係者などが集い歓迎をしていただきました。
今後のさらなる友好親善を確認できました。
10月18日火曜日
コロラド州政府経済開発・国際貿易促進部長らとの面談
面談者
トーマス・ビネット(コロラド州経済開発・国際貿易振興部長)
デビット・トムソン(コロラド州経済開発・国際貿易振興部グロバスビジネス開発課長)
コロラド州政府の貿易担当責任者のお二人と意見交換を行いました。コロラド州知事は前デンバー市長のヒッケンルーパー氏で、日本とのつながりを強化したいと新たな部署を立ち上げたところです。
コロラド州は企業誘致にも力を入れており、行政、企業、大学が誘致促進協議会を立ち上げ、まさに産官学一体となった誘致活動を行っています。特に、直接的な誘致支援のみならず、コロラドに進出した企業の社員たちが家族とともにコロラドで充実した生活を送ることができるよう、文化、スポーツ、教育面など様々な分野における水準を総括的に向上させることにウエイトを置いた施策を展開されているところは、高山市にも大いに参考になります。
在デンバー日本総領事らとの面談
面談者
大野郁彦(在デンバー日本総領事)
小山ひろもと(在デンバー日本総領事館主席領事)
在デンバー日本総領事館は、高山市とデンバー市の姉妹都市交流をする上でこれまで様々な面で支援をいただいています。
特に、今回は、デンバー訪問前の10月5日と6日、大野総領事ご夫妻が高山市を訪問され、高山デンバー友好協会役員や青年会議所の役員、デンバーとの交流を進めている各機関の皆さんと意見交換をしていただき、市長がデンバーに到着した10月17日にデンバー市に赴任され、赴任した最初の公務が高山市長との面談となりました。
今後、デンバー市との交流を深め、また経済的な交流を進めるにあたり、これまで以上に協力をしていただけるなど心強い支援を約束いただけました。
デンバー市幹部との面談
面談者
マイケル・ハンコック(デンバー市長)
エバン・ドライヤー(デンバー市長首席補佐官)
デレク・オオクボ(デンバー市コミュニティーリレーション部長)
ポール・ワシントン(デンバー市経済開発部長)
アブドル・セセイ(デンバー市経済開発部政策アナリスト)
エリック・ヒラガ(デンバー国際空港国際線誘客戦略部長)
ジェニー・オルソーブルック(デンバー国際空港オペレーション・セキュリティー部次長)
サチコ・ナカヒラ(デンバー高山姉妹都市委員長)
小山ひろもと(在デンバー日本総領事館主席領事) など
今後のデンバー市と高山市の交流について具体的な話し合いを行いました。
- 経済交流の促進について
両市の交流はこれまでは人的な交流に加え、文化、音楽、教育などといった交流が中心でしたが、今後は観光や経済的な分野での交流を進めるなどの確認をしました。
高山市の特産品(地酒、工芸品など)のアメリカ進出のための支援やデンバー市及び近郊における販売、両市の誘客促進のための協力関係の強化など、今後、具体的な計画を立てることを確認し合いました。
経済面の他、環境や医療などの分野での技術的、人的な交流についてもできるだけ進めることで合意しました。 - デンバー市、高山市、昆明市の3都市間交流について
今年7月にデンバー市の姉妹都市である昆明市に國島市長が訪問し、張市長と友好都市交流を進めることについて覚書を交わしました。高山市と昆明市が友好都市となれば、日米中の世界でも重要な三国間で三都市交流が実現することとなることから、今後、各分野において三都市の交流を促進することについて高山市長が提案し、デンバー市側も快諾しました。
今後、どのような交流を行うかについて、事務的に詰めて参ります。 - 職員の相互派遣について
昨年も、両市の職員を相互に派遣し、観光や実務面での研修を行いましたが、今後も継続して行うことを両市長間で確認し合いました。
今後は、実務レベルで上記3点について具体的な内容を詰め、実施できるものについては早めに実施して参ります。
- この会談後、ハンコック市長の提案により両市長のみで個別に会談し、両市長間で親密な関係を築くとともに、事前に話し合われた3点について具体的に推進することを改めて確認し合い、これまで以上に両市間での協力体制を築くことを確認しました。
- ハンコック市長は27年前に高校生相互派遣事業に参加して高山市を訪問しているのに合わせ、昨年、姉妹都市提携50周年記念使節団にデンバー市議会議員として参加するなど、高山市とは深いつながりがあります。
デンバー市長主催歓迎レセプション参加
参加者
マイケル・ハンコック デンバー市長 ら80人
デンバー市長主催による歓迎レセプションに参加し、80人のデンバー市、姉妹都市委員会、企業関係者らと友好を深めました。
10月20日木曜日
ペルー政府クスコ大使との面談
面談者
カルロス・R・ザパタ・ロペス(ペルー政府クスコ大使)
マイテ・ゴンザレス・ラスタリア(ペルー政府クスコ大使館大使補佐)
ペルー政府は、国内それぞれの地区に大使(外交官の身分)を派遣・配置し、当該地区住民への海外活動に対する便宜供与、経済活動支援などを行っています。
高山市が交流を進めようとしているウルバンバ郡はクスコ県に位置し、クスコ県を担当しているザパタ大使らと面談しました。
ザパタ大使は在日本ペルー大使館のカプニャイ大使から依頼を受け、ウルバンバ郡と高山市の交流への協力をしてくださり、今後の協力を依頼しました。
10月21日金曜日
ウルバンバ郡(クスコ県)による歓迎セレモニー参加及び友好交流に関する覚書締
参加者
ベニシオ・リオス・オクサ(ウルバンバ郡長)
ウルバンバ郡を構成するウルバンバ、チンチェロ、ワイリャバンバ、マチュピチュ、マラス、オリャンタイタンボ、ユカイマチュピチュ7地区の区長ら住民約800人
ウルバンバ郡長をはじめ、郡内のマチュピチュやオリャンタイタンボなど7地区の区長、住民ら約8百人の歓迎を受け、中央広場にて歓迎式典が開催され、子どもたちによる民族舞踊の披露などが行われ歓迎を受けました。
その場にてカルロス・R・ザパタ・ロペス・ペルー政府クスコ大使の立会により、高山市とウルバンバ郡の友好交流に関する覚書に両首長が署名を行いました。
覚書内容
高山市及びウルバンバ郡は、両地域の友好と発展を目指し、両地域間の交流を推進するため、友好交流に関して次のとおり合意する。
- 両地域の友好と発展に資するため、芸術・文化、観光、農業、経済などの分野において相互交流を推進する。
- 両地域の住民が相互に理解を深め、友好の輪を広げるため、住民交流を支援する。
- 両地域間において、今後、友好都市提携に必要な手続きを進める。
その後、リオス郡長と國島市長が個別に会談し、子どもたちの絵画による交流、農業分野での技術交流、観光面での相互支援など、できるだけ早い時期に具体的な交流を進め、本格的な友好都市提携に向けた作業を進めることを確認し合うとともに、リオス郡長にはできるだけ早い時期に高山市を訪問していただけるよう要請しました。
ウルバンバ郡はペルー南部のクスコ県に位置し、ウルバンバ、チンチェロ、ワイリャバンバ、マチュピチュ、マラス、オリャンタイタンボ、ユカイマチュピチュの7つの行政区から構成されています。
高山市が友好を進めようとしている7地区を統括しているウルバンバ郡は、アンデス山脈の麓の「聖なる谷」と呼ばれている地域で、世界遺産のマチュピチュ、オリャンタイタンボ遺跡などインカ文明の名残が色濃く残っている地域です。
10月23日日曜日
ペルー政府関係者らとの面談
面談者
フリア・タベス(クスコ県選出国会議員)
カルロス・ジメニス(ペルー外務省公使参事官文化部長)
リザベス・ゴンザレス(ペルー外務省次長級参事官)
アルマンド・レデニャ・ロペス(ペルー外務省担当官)
クスコ県選出の国会議員及びペルー外務省関係者らと面談を行いました。ウルバンバ郡がクスコ県内に位置していることから、今後の高山市と同郡の交流について意見交換を行ったものですが、特に文化的な交流については、ペルー政府外務省としても協力してくださるという確認をしていただきました。
在ペルー日本大使館関係者との面談
面談者
今井泰志 臨時大使(公使参事官兼総領事)
中野泰助(参事官)
福川大使が来日中であったため、今井臨時大使との面談となりました。福川大使とはカプニャイ・ペルー大使を介して事前にペルー訪問の趣旨などについてお話しをしており、福川大使から今井臨時大使らをご紹介いただきました。
今回のペルー訪問の趣旨を説明した他、今後の高山市とウルバンバ郡との交流促進に対する協力の依頼をしました。
自治体間の交流は、国レベルでの外交では成し得ない、直接的に人と人とをつなぐ絶好の機会であり大使館として支援をしていただけることを確認しました。
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