令和4年度決算概要及び資金不足率について

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号 T1016132  更新日  令和5年11月22日

印刷 大きな文字で印刷

令和4年度決算概要及び資金不足率について

令和4年度決算概要

下水道事業は、地方自治体が経営する公営企業として、下水道使用料などの収入で経費を賄うことを基本としながら、公共性の高い事業に係る経費については、一般会計で負担し、経営を行っています。

高山市下水道事業は、事業の経営成績と財政状況を明確にし、より健全な事業運営を行っていくため、令和2年度より企業会計に移行しました。

企業会計では、収入や支出の性質により、収益的収支と資本的収支に分けて経理を行っています。

graph

収益的収支の決算

r2syuueki

収益的収支では、下水道管や処理施設の管理に必要な支出と、利用者の皆さんからお支払いいただく使用料などの収入を経理しています。

収益的収支の決算額は、収入支出ともに34億5,007万円となり、収支差額0円となりました。

なお、下水道事業に関する事務経費や下水道管や処理施設の維持管理などに係る経費、下水道使用料収入などの営業活動における収支(営業損益)は、16億9,376万円の赤字であり、その他営業外活動における経費を含めた収支(経常損益)は、61万円の赤字となりました。営業外活動における収入には、一般会計からの繰入金があり、12億6,395万円の繰入をしています。

特別損益を含めた期間純損益は0円となっています。

(金額は消費税除く)

資本的収支の決算

r2shihon

資本的収支では、下水道管や処理施設の設備機器の新設、更新などに必要な支出と、それらの事業を行うために金融機関などから借り入れたお金や国から交付される補助金などの収入、過去の借金の元本の返済金などを経理しています。

令和4年度には、宮川終末処理場の中央監視装置長寿命化整備、下水道処理区再編整備をはじめ、市内にある排水処理施設の設備機器の更新等を行いました。

その結果、資本的収支の決算額は、収入が6億5,891万円、支出が20億4,712万円となり、収入と支出の差引では、13億8,821円の不足となりました。

収入には一般会計からの出資金3億416万円を含んでいるため、実質的な不足額は16億9,237万円となっており、不足分は、収益的収支で、減価償却費など現金の支出を必要としない経費によって生じる内部留保資金により補填しました。

令和4年度決算に基づく資金不足比率

今後の見通し

数年続いたコロナ禍による下水道使用料収入減少は若干の回復がみられるものの、今後の人口減少等にともなうサービス需要の減少や、施設の老朽化に伴う更新需要の増大など、下水道事業を取り巻く経営環境は厳しくなることが予想されますが、下水道ビジョン・経営戦略に基づき、処理区再編を始めとする、徹底した経営の効率化や健全化に取り組むとともに、処理施設の長寿命化等を計画的に実施し、汚水の適正処理による快適な生活環境と流域の良好な水質確保に努めてまいります。

将来にわたって、市民の皆さんに下水道サービスを安定的に提供できるよう、維持管理経費の縮減や施設の効率的な整備などを行い、さらなる経営健全化に努めてまいります。

下水道は、市民生活を支えるインフラとして、利用者である市民の皆さんにより支えられています。

市は、今後も、下水道事業の経営状況などについて、広報紙などで市民の皆さんにお知らせしていきますので、下水道事業へのご理解とご協力をお願いします。

PDF形式のファイルをご利用するためには、「Adobe(R) Reader」が必要です。お持ちでない方は、Adobeのサイトからダウンロード(無償)してください。Adobeのサイトへ新しいウィンドウでリンクします。

このページに関するお問い合わせ

水道部 下水道課
電話:0577-35-3150 ファクス:0577-35-3169
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。