海外の姉妹友好都市など

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号 T1008247  更新日  令和5年9月19日

印刷 大きな文字で印刷

姉妹都市デンバー市(アメリカコロラド州)

標高1マイル(約1600メートル)に位置するコロラド州デンバーは、マイルハイシテイーMile High Cityと呼ばれています。古い西部と新しい西部がみごとにマッチした素晴らしい都市です。
デンバーは米国でも最も新しく、近代的な都市の一つですが、同時に豊かな西部の文化遺産を持つ歴史的な都市でもあります。美しいビクトリア調の建物、ガス灯、馬車、ユニークな西部史博物館や西部時代の豪邸など、古い雰囲気と興奮を今に伝えるものがたくさんあります。
デンバーはアメリカ・ロッキー山脈への入り口です。コロラド州では、州内に30ケ所のスキーリゾートがあり、また、急流でのいかだ乗り、キャンプ、ハイキング、サイクリング、釣り、乗馬などが楽しめる世界最大のリクリエーションセンターの一つです。さらに、コロラド州には、国立公園8ケ所、国立自然林13ケ所、3千メートル級の山が1000以上もあり、アメリカでも最大かつ最も美しい山岳自然地帯を誇る州のひとつに数えられています。
デンバーの標高は1マイルですが、市の位置するのはロッキー山脈から20キロメートル東の平原です。デンバーはアメリカの中心地点の西550キロメートルのところに位置しています。
デンバーは山岳地帯標準時に属しており、ニューヨークより2時間遅く、ロサンゼルスやサンフランシスコよりは1時間早い時間帯となっています。

姉妹都市提携は昭和35年

昭和35年4月、万国郵便会議に出席した米国コロラド州デンバー市代表から日本の都市と姉妹都市になりたいが、適当な市を紹介してほしいという依頼があり、名古屋郵政局から高山市に勧めがありました。
高山市では、コロラド州の首府デンバー市は、優秀な施設を誇る商工業都市でもあり、将来の発展が約束されている青年都市として、その占める位置と性格は高山に最も似ているという点から見て、高山市の姉妹都市候補としてデンバー市が最適であるとの意見が一致し、同年6月27日の高山市議会において姉妹都市提携申し込みについて協議することにし、同日原案が可決されました。

友好都市麗江市(中国雲南省)

麗江ナシ族自治県の中心である麗江は、雲南省の省都である昆明から約600キロメートル、大理から約200キロメートルの雲南省北西部に位 置する街で、正式には「麗江県城」といい、「大研鎮」とも称されています。
平成9年12月4日、麗江はその独特な民族文化、町並み、歴史が認められユネスコ世界文化遺産に中国で初めて登録されました。そのことによって、麗江は世界中の人々に 共有される文化財になったのです。
麗江は雲南省の北西高原にある美しい街で、そこには人々があこがれる「シャングリラ」(チベット語:素晴らしいところ)の世界が広がっています。
金沙江のほとりにあり、玉龍雪山がそびえ、渓谷は険しく、澄んだ水が流れています。麗江は、雲南、四川、チベットの民族文化が溶け合う三角地域にあり、かつては「茶馬古道」がここを走っていました。
何代にも渡って住んでいたナシ族は、漢族、チベット族、白族の優秀な文化を受け入れ、 独自の文化を作り出しました。
世界で唯一現在も使われている東巴象形文字、東巴文化、ナシ族古典音楽、いくつかの宗教が合わせた白沙壁画などが今なお残っています。
宋の終わりから元の時代初期に形成された麗江はすでに800年余りの歴史を持ち、ナシ族文化の代表的なものと言えるでしょう。
麗江は、中国の他都市とは異なり、漢族、チベット族及び他の周辺民族の文化が取り入れられ、そうした文化がうまく溶け合った町です。また、独特の民族文化に富み、世界的にも長い歴史を持ち、それらが今でも保存されています。
麗江は、周囲の美しい自然環境や、周辺の山村とうまく調和しています。
山麓の川のほ とりに位置し、流水は各家を巡り、川のほとりでは柳の枝がそよそよとゆれています。路地にはきれいな小石が敷かれ、人々が行き交う道は晴れの日にほこりが立つことも雨の日に泥にまみれることもありません。

友好都市提携は平成14年

日本エアシステム(JAS)が平成11年から 関西空港-中国雲南省・昆明空港直行便を就航するにあたり、世界遺産に登録された雲南省 ・麗江地区(現在は麗江市)と日本の地区との友好都市提携仲介を依頼されました。
古城街の景観や建築様式、気候、 風土、文化などから高山市が最適であると判断され、これをもとに平成14年3月21日友好都市の調印をしました。

友好都市シビウ市(ルーマニア)

ルーマニアのトランシルヴァニア地方南部の都市で、旧市街地には赤い瓦屋根の民家が立ち並び、中世の面影を残すルーマニアでは最も美しい都市といわれています。人口は約15万4千人です。
19世紀にこの地方の首都になり、現在みられる美しい街並みができあがりました。機械及び自動車部品製造 、食品加工、織物産業などが盛んです。
観光名所は、中世から都市の中心であった、長さ142メートル、幅93メートルの「大広場」で、周囲には15世紀から19世紀に建てられた建築物が並びます。
また、バロック様式で、神聖ローマ帝国時代のトランシルヴァニア知事ザムエル・フォン・ブルケンタールの邸宅として18世紀に建てられた邸宅にある美術館と古書の図書館、旧市役所の建物にある歴史博物館等から成る「ブルケンタール国立博物館」があります。
そのほか、ゴシック様式で、市のランドマークとなっているシビウ・エヴァンゲリカ聖堂などがあります。

友好都市提携は平成24年

平成20年3月、シビウ市より日本の都市との友好交流の申し出を受けたEUジャパンフェストから高山市へ交流の打診がありました。シビウ市は平成19年に欧州文化首都に選定されるなど、高い文化性を持つ都市であり、今後芸術文化をより高めようとしている高山市にとってふさわしい都市ということで、平成24年9月4日に友好都市提携を結びました。

友好都市ウルバンバ郡(ペルー共和国)

ペルー共和国のクスコ県に位置し、ウルバンバ、チンチェロ、ワイリャバンバ、マチュピチュ、マラス、オリャンタイタンボ、ユカイマチュピチュの7つの行政区から構成されています。
ウルバンバ郡は、主要なインカ帝国の遺跡があることで知られており、中でも有名な「マチュピチュ遺跡」は、標高2,280メートルの頂上にあるインカ帝国時代の遺跡であり、山裾からはその存在を確認できないため「空中都市」と呼ばれています。昭和58年に自然・文化を兼ね備えた複合遺産としてユネスコの世界遺産に登録されたこの遺跡を一目見ようと、世界中から観光客が訪れています。また、農業に適した土壌を有していることから、インカ時代にはトウモロコシ栽培が始められ、現在も盛んに行われています。

友好都市提携は平成25年

平成23年4月に、ペルー大使より高山市とウルバンバ郡との交流について提案されたことを受け、交流が始まりました。ウルバンバ郡には、世界遺産「マチュピチュの歴史保護区」をはじめとする主要なインカ帝国の遺跡が残されており、トウモロコシをはじめ農作物の生産も盛んな地域です。高山市にとって、観光や農業など幅広い分野でウルバンバ郡と交流することは、市の発展に寄与し、世界平和への貢献にもつながるため、平成25年8月25日に友好都市提携を結びました。

友好都市昆明市(中国雲南省)

昆明市は、中華人民共和国雲南省の省都で、雲南省の政治、経済、文化、交通の中心地、東南アジアへの玄関口であるほか、25の少数民族が暮らす歴史文化都市でもあります。
総面積は21,501平方キロメートル、人口は約726万人(2017年)です。
年間平均気温は15度、夏は涼しく冬は温暖な気候で、年間を通して花が咲き乱れるため「春の都」「花の都」と言われており、中国最大の花卉産地です。
雲貴(うんき)高原に位置し、市内の標高は約1,900メートルで、中国のスポーツ強化拠点に選ばれており、日本のオリンピック選手も高地トレーニングで利用しています。
主な観光名所は、「中国南方カルスト」としてユネスコの世界自然遺産に登録及び世界ジオパークに認定された石林風景区のほか、九郷(きゅうきょう)風景区、世界園芸博覧園、西山(せいざん)龍門、雲南民族村などがあり、2015年は中国国内から約6,800万人、国外から約115万人の観光客が訪れました。

友好都市提携は平成30年

昆明市とはこれまで公式訪問団の相互派遣、市民海外派遣などで交流を行ってきました。今後はこれまでの交流をさらに発展させ、経済、貿易、交通、観光、農業、文化、教育、科学技術、スポーツなどさまざまな分野において昆明市との友好交流を深めていくこと、そして両市の発展と繁栄のため平成30年12月21日に友好都市提携を結びました。

協力協定都市コルマール市(フランス共和国アルザス州オ・ラン県)

フランスとドイツの国境に近いアルザス州オ・ラン県に位置するコルマール市は、木製の骨組みとパステルカラーの土壁で造られたこの地方特有の建物や石畳の道など、中世からルネッサンス時代の伝統的な町並みが残る美しい街です。
市の中心部には小さな運河があり、色とりどりの花で埋め尽くされる美しい景色から”プチ・ヴェニス”(小さなヴェニス)と呼ばれており、「ヨーロッパの行きたい都市トップ20(2020)」に選出され、さらにその中から1位に選ばれるなど、世界中から多くの旅行者が訪れています。
また、多数の日本企業が進出しているため、フランス国内ではパリに次いで2番目に日本人が多い街といわれており、とても親日的な地域です。

経済・観光協力協定締結は平成26年11月(令和元年11月更新)

平成26年4月に飛騨地酒ツーリズム協議会とフランスのアルザスワイン委員会が友好提携宣言書に調印したことをきっかけに、コルマール市及びコルマール都市圏共同体との間で、双方の経済発展を目的として協力することについて協議を重ね、同年11月7日にコルマール市において経済・観光協力協定を締結しました。
協定締結後、両地域での観光や物産のPR活動などを通じて友好交流を深め、令和元年11月1日に、これまでの経済・観光分野に加え今後さらに青少年交流(相互訪問、学校間交流など)に取り組む内容で、協力協定を更新しました。

ルアンパバーン市(ラオス人民民主共和国ルアンパバーン県)

ルアンパバーン市は、かつてランサン王国(14世紀~18世紀)の王都でした。市内には1560年にセティラート王によって王家の菩提寺として建立された美しいワット・シェントーンをはじめとする寺院が建ち並び、その美しい町並みは歴史的・文化的遺跡保護の観点から1995年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。現在でも僧侶による托鉢が毎朝行われています。

協力交流に関する確認書の締結は平成28年8月

高山市長がルアンパバーン郡(当時)を訪問し、ルアンパバーン郡長との間で、両都市が観光、文化財保護、農業、伝統工芸、防災などの分野における協力交流を進めることについて意見交換し、確認書を取り交わしました。
その後、JICA(国際協力機構)と連携して両都市の各分野における人材交流や生活環境改善、文化遺産の保存・活用、特産品開発などに関する取り組みを進めています。

フエ市(ベトナム社会主義共和国トゥアティエン・フエ省)

フエ市は、ベトナム中部にあるトゥアティエン・フエ省の省都で、19世紀から20世紀にかけてベトナムに存在した阮(グエン)朝の首都として栄え、阮朝時代の王宮、皇帝廟、仏教寺院及び遺跡が多数残されており、それらの一部は「フエの建造物群」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。
また、阮朝の宮廷音楽であるニャーニャック(雅楽)の伝統的な音楽が「ベトナムの宮廷音楽、ニャーニャック」としてユネスコ世界無形文化遺産に登録されています。
温暖な気候と歴史、文化が色濃く残る観光都市として発展を続けています。

友好協力関係に関する覚書の締結は平成30年7月

平成28年5月に高山市長が岐阜県知事とともにベトナムを訪問し、文化スポーツ観光大臣と面接した際、大臣がトゥアティエン・フエ省出身で、フエ市には高山市と同様に伝統文化が残っていることから、交流をすることについて提案がありました。
これを受け、両市が様々な交流を重ねる中で、平成30年7月に相互に利益をもたらす関係を積極的に推進するとともに、両地域の特色を尊重し、観光、文化、教育、貿易、農業に関する分野において協力することを目的に、友好協力関係の覚書を締結しました。
今後、相互の発展を見据え、国際協力の視点も加えながら、市民交流の深化を図ります。

このページに関するお問い合わせ

市長公室 秘書交流課
電話:0577-35-3130 ファクス:0577-36-2060
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。