児童虐待防止

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ページ番号 T1000745  更新日  令和6年3月28日

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ため息をついている児童のイラスト

児童虐待は子どもの重大な人権侵害となるばかりか、時には生命を脅かしたり、心身に大きな傷跡を残してしまうことも少なくありません。子どもたちが犠牲者となる悲惨な状況を改善するためには、早期発見と早期対応が極めて重要となります。
あなたのまわりに「虐待を受けたと思われる子ども」がいた場合には、すぐに子育て支援課や飛騨子ども相談センターへ連絡(通告)してください。
通告は子どもを守るためのもので、医師や公務員の守秘義務違反にはなりません。また、連絡した人が特定されないように、秘密は厳守されます。

児童虐待とは

児童虐待とは、親や保護者によってなされる子どもの心身を傷つけ、健やかな成長発達を損なう行為です。たとえ親の愛情から行われた「しつけ」であっても、子どもの安全が守られていない状態であれば、それは虐待であると言えます。

児童虐待防止法では、虐待を次の4つの行為であると定義しています。

身体的虐待

  • 児童の身体に外傷が生じる又は生じる恐れのある暴行を加えること
  • 例えば、殴る、蹴る、逆さ吊りにする、熱湯をかける、冬季に戸外に閉め出すなど

性的虐待

  • 児童にわいせつな行為をすること又はさせること
  • 例えば、性交や性的行為の強要、性器や性交を見せる、ポルノ写真の被写体にするなど

ネグレクト

  • 児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食や長時間の放置など保護者としての監護を著しく怠ること
  • 例えば、食事を与えない、不衛生な環境に置く、病院に連れて行かない、家や車内に放置するなど

心理的虐待

  • 児童に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応、同居する配偶者等に対する暴力、その他の児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと
  • 例えば、脅す、無視する、心を傷つけることを繰り返し言う、配偶者などに暴力をふるうなど

児童虐待を防止するには

子育てには悩みや不安がつきもので、それをひとりで抱え込むことが、いつの間にか児童虐待へとつながってしまう場合があります。
市内には様々な相談窓口があり、あなたからの相談をお待ちしています。秘密は厳守されますので、一人で悩まず、気軽に相談してください。

児童虐待に関する相談窓口

  • 高山市役所 こども家庭センター
    電話:0577-35-3179(月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時15分)
    電話:0577-32-3333(上記時間外は市役所代表)
  • 飛騨子ども相談センター
    電話:0577-32-0594

子どもを虐待から守るための5カ条

  1. おかしいと感じたら迷わず連絡(通告)してください
  2. 「しつけのつもり」は言い訳です。子どもの立場で判断しましょう
  3. ひとりで抱え込まず、あなたにできることから実行しましょう
  4. 親の立場より子どもの立場(子どもの命)を最優先に
  5. 虐待はあなたの周りにも起りうることで、特別なことではありません

11月は児童虐待防止推進月間です

児童虐待防止のポスター

児童虐待は社会全体で解決すべき重要な課題であり、そのためには、国民全体の理解を深めていくことが不可欠となります。

毎年11月は、児童虐待防止のための広報啓発活動を集中的に行なうことを目的とする「児童虐待防止推進月間」として、全国的な取り組みが行われます。

取り組みの具体例

  • ポスター等を活用した広報や標語の募集、シンポジウムの開催、オレンジリボンキャンペーンの推進など

高山市でも、広報紙に掲載したり、児童関連施設にポスターを掲示したりしてPRを行っています。
この機会に、一緒に考えてみませんか。

厚生労働省記者発表を下記のページでご覧ください。

児童相談所全国共通ダイヤル

児童虐待をなくし、子どもたちの笑顔を守るため、覚えやすい3桁の番号になりました。

〔児童相談所全国共通ダイヤル〕

1 8 9(いち・はや・く)

※お近くの児童相談所(子ども相談センター)につながります。

※一部のIP電話からはつながりません。

※通話料がかかります。

オレンジリボン運動

オレンジリボンのイラスト
オレンジリボン

児童虐待防止の象徴としてオレンジリボンを広める市民運動です。
平成16年9月、栃木県小山市で2人の幼い兄弟が、父の知人に暴力を受けたうえ、橋の上から落とされ亡くなるという痛ましい事件が起きました。

その事件をきっかけとして小山市の「カンガルーOYAMA(おやま)」が、子どもの虐待防止を目指して平成17年にオレンジリボンキャンペーンを始め、NPO法人「里親子支援のアン基金プロジェクト」がその活動に協力し、大きく育てました。平成18年からは、「児童虐待防止全国ネットワーク」が総合窓口を担い、全国的にオレンジリボン運動として活動を広げています。

オレンジリボンには、児童虐待の現状を広く知ってもらい、虐待を防止し、虐待を受けた子どもが幸福になれるように、との願いがこめられています。

オレンジリボン運動公式サイトは、下記のページをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

こども未来部 こども家庭センター
電話:0577-35-3179 ファクス:0577-35-4884
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。