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ようこそ市長室へ

ページ番号 T1000056  更新日  平成31年3月1日

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ごあいさつ

まちを守る人

写真:國島芳明市長

 いよいよ今日から3月。日中暖かな日が増えるとともに花粉症のくしゃみも増え、春の訪れが近いことを感じるこの頃です。

 先月は、講演や視察などで国内のあちこちに出張に出かける機会がありました。特に印象に残っているのは徳島県の神山(かみやま)町と美波(みなみ)町への視察訪問です。いずれも人口減少と過疎という深刻な課題に正面から向き合い、所有する資源をその打開のためにしっかりと利活用されていました。
 神山町では、2060年に町の14歳までの子ども人口がわずか3人になるという推計を受け、持続的な地域づくりのためには、若者や子育て世帯を中心に「年間44人の移住を受け入れることが必要」という目標を算出し、住民と役場が一丸となってその実現に向けて取り組んでいる姿勢に共感いたしました。
 具体的には、サテライトオフィス(本社から離れた地方のオフィス)や移住者の誘致のため、町営住宅を建設されていますが、その建設にあたっては、技術伝承も目的とした地元の若い大工への発注、町の森林をペレット材として活用する熱供給システムの採用など、技術は地元に蓄積し、エネルギーやお金は地元で循環するという町の持続性を強く意識されたものでした。「灯油購入は、地元のお金がアラブの産油国へ渡っていくということだ」との町役場職員の言葉が印象的でした。
 美波町は18社の企業誘致に成功している全国有数のサテライトオフィス集積地です。その誘致事業を受託し中心的役割を果たしてきた株式会社あわえ様の案内で、実際にサテライト進出してきた企業の方々、受け入れ側の町民の皆さんのお話を伺ってきました。進出企業の多くはIT系で、インターネット環境が東京より快適であれば、働く場所が東京である必要はなく、通勤で日々の時間が割かれる東京勤務よりも自然豊かな地方での勤務を望む人は潜在的にある、また四国は古くからお遍路で旅の人を受け入れてきたおもてなし文化があるため、移住者が地元に馴染みやすいといった成功の要因を教えていただきました。
 そして最も印象的だったのが同町出身で株式会社あわえの吉田社長の以下の言葉でした。
 「誘致するのは生身の人。誰でも来てほしいというのは、人生を左右するかもしれない大きな決断をしていただく人に対して失礼である。私はいつも『あなたじゃないとだめなんだ』と直接に声がけさせていただく。そのためには『求めるあなた』と『あなたが必要とする状況』が明確である必要があるのは言うまでもない。」
 熱意をもった人の言葉が人の心を揺さぶり、惹きつける。吉田社長との面談で、あらためてまちづくりに大切なのは人だと感じるとともに大きな勇気をいただいた気がしました。

 さて本日は、伝統の白線流しが行われる私の母校斐太高校も含め市内の4高校において卒業式があり、あわせて970人の卒業生が巣立っていきます。
 卒業を機にふるさと飛騨高山を離れる方も多くおみえになるかと思います。高山を離れて、外から高山を見るとき、今まで気づかなかった高山がいろいろと見えてくるかと思います。
 高山を離れて住む皆さんにとって、いつまでも誇れる元気なふるさとであり続けられるよう高山に住む我々は努力を続けたいと思いますが、離れて住む皆さんにも機会あるたびお声やお力をこのふるさとに届け続けてもらえたらと願っています。
 本日卒業される970人の皆さんが新たな夢の実現に向かって歩み始めるその背中に心からのエールを送ります。

高山市長國島芳明(くにしまみちひろ)

   平成31年3月1日


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