旧東照宮本地堂 附棟札
- よみ
- きゅうとうしょうぐうほんじどう つけたりむなふだ
- 市指定年月日
- 昭和53年2月23日
- 所有者
- 東照宮
- 所在地
- 高山市西之一色町3丁目1004番地
- 時代
- 文政7年(1824)
- 員数
- 1棟、1枚
- 法量など
-
本地堂は桁行4.73メートル、梁間4.73メートル、方三間方形造、向拝、下屋付き
棟札の表面には「文政七年十月八日上棟 入佛導師御別當松泰寺住権大僧都法印良泰 天下泰平武運長久奉建立東照宮御本堂一宇大本願主飛騨郡代芝與市右衛門源正盛 大工 平吉 平四郎 利三郎 田中大秀謹誌 赤田光暢拝書」この他にも願文などがあり。裏面には、縁起文が田中大秀によって書かれている。
解説
文政7年(1824)、郡代の芝正盛が願主になり、陣屋出入の大工小峠平吉によって建てられた。当初、東照宮祭神の本地仏である薬師如来を祀るために建てられたが、明治の神仏分離により、現在は稲荷社、菅公廟になっている。
木割りが太くて形態も美しい。方形造りに向拝を付け、後側に下屋を配した様式は、この地方では珍しい。昭和57年、セメント瓦がもろくなったため銅板葺に改め、土台の一部も修理した。
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