学校長あいさつ

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ページ番号 T1009940  更新日  令和5年5月26日

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学校長

高木 聡

学校長あいさつ

 昭和36年4月、飛騨山脈に見守られた中山丘陵の地に、近代的な鉄筋校舎が誕生して以来、昭和40年「岐阜国体」の会場を経て中山中学校は数々の教育成果をあげてきました。その後、老朽化にともない平成21年3月に木の温もりが漂う人に優しい木造校舎が完成しました。新校舎における屋内体育館は、平成24年「清流国体」の会場として併用されたため、40mハンドボールコートが取れる広さがあり、さまざまな大会や学校行事で活用されています。
 朝、小鳥が賑やかにさえずる中、オープンデッキから聴こえる吹奏楽部の演奏や陸上部を中心に外周を走る生徒たちの弾む息、そして、グラウンドにおいても球技の部活動が自主練習に頑張る姿、さらには、至るところから飛び交う爽やかなあいさつからは、校風が表す「風雪に耐える強さと 花ひらく優しさがある 高き夢に向かい 生活を美しく整えて 共に前に進む気概がある」という、鋭気に満ちた学校の様子がうかがえます。
 中山中学校は、学校教育目標「心知体(みつめる・もとめる・やりきる)」を礎に「心根を培う教育」を進めています。特に、生徒会を中心に「8つの心根/心も健やかな保健・心から味わう給食・心を表す学習・心を育む図書・心を正す生活・心を見つめる整美・心を咲かせる文化・心が弾む放送」と、「夢みる想像力と形に変える創造力」を大切に各委員会で「自治・自創・自愛・自信」を養っている学校で、自分や仲間にとっての「かけがえのない日常」を守るべく、「与えられた・生かされた命」を全うしようとする生徒と「共治・共創・共愛・共愛」を心に秘めて、生徒と共に築こうとする教職員が集う学校です。
 一方、令和元年度より、「風雪に耐える強さ(強い中山)」の礎の上に「花ひらく優しさ(優しい中山)」を愛言葉とした「仲間にやさしい」学校をめざして取り組んでいます。本校の生徒は大変誠実で、仲間の温かい姿や言葉が心に届くと、協力して一生懸命に力を尽くそうとするよさがあります。その力を、身近な仲間や学校全体のみならず地域にも発信し、地域とともにある学校、持続可能な地域社会への貢献をめざして取り組んでいるところです。
 ダーウィンという進化論を唱えた学者は言葉を遺しています。「生き残る種とは、最も強いものではないもっとも知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。」というこの言葉をお借りしながら、高山市が目指す「挑戦し続けるたくましさ」を育み「新時代」に適応し活躍するべく、
「花ひらく優しさのもと、多様なものの見方・考え方を大切にした想像力と創造力を主体的に発揮できる力」を育成すべき資質・能力と捉え、日々校内研究にも積極的に取り組んでいる学校です。
 昨年度より、「主体的・対話的で深い学び」を中心に、更に学力向上を目標に掲げ、「予習を中心とした先行的な学び」のスタイルを確立し、授業が復習になるような授業改善を心掛けてきています。「分からない子を置き去りにしない授業」を合言葉に、ウイズコロナからアフターコロナにおける学びのスタイルを、ICT機器を効果的に活用すると共に、目的と手段を違えない効果的な使用の在り方について、より一層研鑽を高めて参ります。今年度は生徒会とPTAが協力して、情報端末機等の使用のあり方を再確認し、使用のルールを作るよう進み始めたところです。
 中山中学校の教職員は、SDGs開発目標4「質の高い教育をみんなに」の達成のために、自分たちも学び続けながら、生徒の「なりたい自分」や「夢や希望」を全力で応援していくことを約束します。生徒も教師も、そして地域の方も幸せになれる学校づくりをしている中山中学校へ、機会があれば是非とも足をお運びください。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 学校教育課
電話:0577-35-3154