新しい風 1998年6月 高山市
第2号

男女平等に関する意識調査・・・アンケートから見えてくること
『女性問題は男性問題!?』
         
ボタン みんなでワイワイ「語りべタイム」 ボタン インフォメーション
ボタン アンケートを読んで ボタン 伝言板
ボタン 高山市男女共同参画推進懇話会発足 ボタン 編集後記
ボタン 「新しい風」創刊号への感想      


あなたとわたしの情報誌 新しい風第2号
1998年6月25日発行(年4回)

制作・発行 高山市 企画調整部 企画課
女性政策室
〒506-8555 高山市花岡町2丁目18番地
TEL 0577-35-3131
FAX 0577-35-3161



女性問題は男性問題!?
●「女らしく」「男らしく」って何?
 男女平等に関する市民アンケート調査の結果によると、「男の子は男らしく、女の子は女らしく教育したい」と答えた人が、男性で81%、女性で73%と、多数を占めています。しかし、中学生を対象にしたアンケートでは、全体の55%が「そう思わない」と否定的です。

ジェンダーは・・・●「男はつよく」なければいけないか
 近年、いじめによる子どもの自殺が増えていますが、自殺する子どもの大半が男の子であるという調査結果もあるそうです。いじめられても「男なんだから耐えなければいけない」と思い込んで、ついには耐え切れなくなって死を選んでしまうというのだそうです。
 また大人の男性も「男は弱音を吐かないもの」と仕事上のストレス等を、女性以上に、心の中に溜めこみやすいとの報告もあります。

●「男なのだから」という言葉
 アンケートの自由記述の欄に「男女平等というのなら、女性も『男なのだから』という言葉をやめてほしい」というのがありました。男性も個人としての自分を認めてほしいという点では、女性と変わりません。男性にも、「男は泣かない」というような、男であるがゆえのプレッシャーがあることが見えてきます。

ジェンダーとは(挿絵)  ジェンダー(gender)とは、日常生活の中で期待される「男らしさ、女らしさ」や「男は仕事、女は家庭」といった、社会的・文化的につくりあげられた性差のことをいいます。
世の中のしくみを・・・●ジェンダーをなくすためには
 自由記述にあった「子どものころからの、学校教育だけではなく家庭でも行なうべき、基本的な人格教育であると思う」という意見のように、これからは、男女平等について「何が問題なのか」「何が大切なのか」を、子どものころから考えていくことも必要なことでしょう。

【アンケート 問22】
「男の子は男らしく、女の子は女らしく教育した方がよい」という考え方についての結果より
円グラフ
赤 そう思う
黄 とちらかといえばそう思う
緑 とちらかといえばそう思わない
青 そう思わない

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「語りべタイム」
語りべタイムの様子
 初めはポツリポツリ、最後はワイワイ、輪になって語り合いました。
「語りべタイム」・・・ 「ジョイン高山」登録メンバー、「’97飛騨高山さわやかジョイントセミナー」受講者をはじめ市民のみなさんに、男女平等について日ごろ思っていること、感じていることをなんでも語っていただきました。

 6月21日(日)午後1時半より高山市保健センターにおいて、みんなでワイワイ「語りべタイム」を開催しました。

 参加された30人ほどの方々は、みな肩書きなしで、男女平等について語りあいました。
 このようなかたちで女性問題をテーマにしたフリートーキングが進められたことは、高山市主催の催しにおいて、とても画期的なことでした。
金山まゆみさん
 派遣報告をする金山まゆみさん。
●「東南アジアの女性たち」から考える女性の人権
 はじめに、平成9年度岐阜県女性海外派遣で、東南アジアに行かれた金山まゆみさん(高山市在住)に、「東南アジアの女性たち」と題した報告をしていただきました。
 タイでは、女性の地位がとても低く、性産業の道具とみなされ、マレーシアは、イスラム教の一夫多妻制で、夫に従わない妻は殴ってもよいことになっているそうです。また、シンガポールは、女性の社会進出がまざましく、完全な学歴社会である反面、学歴のない女性には厳しい社会となっているそうです。
 それぞれの国において、問題点に違いはあっても女性の人権がしっかりと守られている国はなく、いずれもたくさんの問題を抱えている現状が浮き彫りになる報告でした。
 日本も、経済的には先進国ですが、女性の労働率、管理職等における女性の割合等からみると、明らかに後進国であることもうかがえました。

野村喜美子さん
 「ティーたいむ」では、コーディネーターの野村喜美子さん(中央)も交えて、自由に語りあいました。
●いよいよ「語りべタイム」に
 続いて、参加者の皆さんに自由にワイワイ語っていただこうと、輪のかたちになりました。参加者が、それぞれ自分のいすを並べかえて丸く座りました。
 コーディネーターは、名古屋市から来ていただいた「高齢問題を考えるエイジス研究会」代表の野村喜美子さん(名古屋市女性問題懇話会会員、元毎日新聞記者)です。
 まず、野村さんから「男女平等に関する市民アンケート調査報告書」を読んでの簡単な感想がありました。大都市の名古屋のアンケートと比べてみましたが、基本的な部分は同じということでした。都会も地方も、男女の問題についての意識は、さして変わりはないということでしょうか。
 日常の中で感じる男女の意識の違いや不平等の問題を出し合うことから「語りべタイム」はスタートしました。

●さまざまな発言の場となって
 最初はみなさん戸惑った様子でしたが、やがて「報告書」を読んでの感想ばかりでなく、「女性の発言について」「役割分担について」「平等とは」「行政に期待する」等々、日ごろ感じていること思っていることについても、さまざまな発言がなされ、それについてまた発言がなされるというかたちで進みました。
 予定時間の90分がとても短く感じられたひとときでした。
 その後の「ティーたいむ」では、金山さんや野村さんも交えてお茶を飲みながらの、ざっくばらんな交流を楽しみました。

次のステップへ・・・●参加したみなさんの発言から
「女の子は女らしく」とアンケートでは簡単に答えてしまったが、その子その子にあった育て方が大切だと感じた。
細かいことに気がつくのは女と思っていたが、最近違うようにも思う。
役割分担とは、その人にあったことをすることではないか。
この会に助役さんがみえてるが、今何が必要なのかをくみ取ってもらいたい。
こういった会をもっと増やして欲しい。     など
 女性政策室では、これらのみなさんからの声を受けて、今後も「なんでも語れる場」を提供していこうと考えています。

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挿絵アンケートを読んで

 「新しい風」創刊号で「男女平等に関する市民アンケート調査報告書」を読んだ感想を市民のみなさんに募集したところ、多くの方々から原稿をお寄せいただきました。その一部をここに掲載します。
●市民のみなさんからの感想
言いたいことが・・・思いは同じ
アンケートを読んで私の望むかたちが多数を占めていたので心強く思いました。
ふだん井戸端会議で話しているグチや不満が公のかたちで(しかも高山市の企画で)報告書となったのは良かったと思いました。
「皆、思いは同じだなぁ」が感想です。
男女差の壁を取り払っていこうとする健全な高山市民の姿が浮かびあがってきて、うれしくなりました。
若年層が男女平等意識の高いのに安どしました。
回収結果が少ないように思われ、やはり関心が低いのかなと思います。
女性への偏見、男性への偏見
男性の生活面での自立の立ち遅れは、それを認め許してきた女性の責任でもあるといえます。
アンケートを参考にして、私達市民の各年代層の男女が具体的に話しあっていく必要があるのではと思います。
いわゆる「男らしさ」「女らしさ」といったものを否定してまでの考え方では、真の男女共同参画の意味が薄れるのではないかと感じました。
「女のくせに」とか「家事はすべて女の仕事」といわれることに、一方的な女性への偏見を感じています。
こんな質問があれば・・・
調査票の中に「高山市で生まれ育った」「他の土地で生まれ育ち、現在は高山市に住んでいる」「一度も他の土地で生活したことがない」「一度は他の土地で生活したことがある」等の質問があれば、結果に違いが出たのではないでしょうか。
企画は良かったが、もっとPRを!
結果評論等もとても判りやすく、自己判断の目安にもなり、大変勉強になりました。スタッフ御一同様の苦労に頭が下がります。
男女共同参画という意味や、この一年間に行なわれたセミナーの事も知らずにいる人がまだとても多いので、今後も幅広く呼び掛けをしていただきたいと思います。

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<高山市男女共同参画推進懇話会が発足しました>
 5月26日、高山市男女共同参画推進懇話会が発足しました。
 この懇話会は、今年度策定される「高山市男女共同参画プラン(仮称)」に対しての、いろいろな方々からの意見をお聞きするもので、委員15名、顧問2名の17名で構成されています。
懇話会
 5月26日に発足した高山市男女共同参画推進懇話会。
 懇話会は、高山市役所内の推進会議、専門部会といったプラン策定や事業の推進のための機構と同じ位置にあり、プランに関する協議、検討等を直接の意見として出していただく機関と位置づけられています。
 また、懇話会の会長を悩みごと相談員の水木千昭さん、副会長を龍華保育園園長の岩崎正さんにお願いしました。
<「新しい風」創刊号への感想をいただきました>
 みなさんより、「新しい風」創刊号への感想をお寄せいただきましたので紹介します。
岐阜市に住んでいるのですが、新聞に載っていたので、ぜひ読んでみたいと思い、送っていただきました。とても読みやすくまとめられています。
「新しい風」というネーミングもすてきで、印刷の色も柔らかくてよいと思いました。
レイアウト等をもう少し考えていただきたいです。
高山でこういった情報誌が発行されたこと自体が、画期的なことだと思います。

挿絵 まだまだ、つたない情報誌ですが、「読みやすく、親しみやすく」をモットーに、みなさんにご意見をいただきながら進めていきたいと思っています。
 どんなことでも結構ですので、女性政策室まで、お気軽にご意見をお寄せください。

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インフォメーション
女と男のはぁもにぃ会議
平成10年8月6日(木)13:30〜 高山市民文化会館

高齢社会をよくする女性の会全国大会
平成10年9月5日(土)〜6日(日) 名古屋市で開催

ともに生きる女と男 高山市民フォーラム(樋口恵子さん講演会)
平成10年9月26日(土)13:30〜 高山市民文化会館大ホール

女性問題全国都市会議
平成10年9月28日(月)〜29日(火) 岐阜市長良川国際会議場

地域づくり全国交流会議 飛騨高山大会
平成10年11月12日(木)〜13日(金) 全体会議:高山市民文化会館 交流会・分科会:ひだホテルプラザ

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伝言版
■「ともに生きる女と男 高山市民フォーラム」のスタッフ募集!
 9月26日(土)開催の、樋口恵子さんを迎えての高山市民フォーラムをサポートしていただける方を募集しています。準備段階からお手伝いできる方、当日のみ参加できる方など、どんなかたちでも結構です。ご協力をお願いします。締切:7月21日(火)
■「高山市男女共同参画プラン」へのミニ提言募集
 今年度策定する「高山市男女共同参画プラン(仮称)」へのミニ提言を募集します。「わたし(わが家)のすてきなパートナー」をテーマに、800字以内にまとめて下さい。投稿をお待ちしています。締切:8月10日(月)
■託児ボランティア募集
 女性政策室や高山市のいろいろな催しに、託児ボランティアをしていただいている「ねむの会」が仲間を募集しています。みなさんの応募をお待ちしています。

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編集後記
新人(挿絵) 新人です。よろしくお願いします。
 女性政策はあまりにも奥が深すぎて、まだ地に足が着いていない感じですが、それだけに、やりがいのある仕事です。
 「目からウロコが落ちる」事がたくさんある毎日ですが、若者らしい発送で事業を進めていきたいと思っています。 (ま)

 今年度より、若い職員(男性の!)が女性政策室に仲間入りしました。男女共同参画を考えていくのに、とても頼もしい存在です。これからは女性と男性の両方の観点から考えていけるナと、新たな意欲を燃やしています。(N)

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YOU&MEプラン21    男女共同参画サポーター大募集!

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